2019.6.19更新

海に囲まれた島国、日本の近代海運の発展を知る

日本郵船歴史博物館

  • 芸術・文化施設

赤レンガ倉庫にも近い海岸通り沿いで、ひと際目を引く重厚で風格漂う建物。海運事業を手掛けるこの日本郵船のビルは、1階部分が海運博物館として、近代海運の歴史的資料を展示しています。日本は島国ゆえに海運が歴史のカギを握ってきました。その発展の軌跡に触れてみましょう。

貴重な資料や映像、模型から、船の魅力を知る

日本郵船歴史博物館 昭和11年(1936)に建造され、正面の16本の円柱が印象的なギリシャ・コリント式建築の建物は、館内に入ると手前に常設展、奥に企画展コーナーがあり、常設展では明治維新から近代までの海運の歴史を、写真や資料、映像で解説しています。
企画展の奥には、海運関係の書物を約1,500冊そろえたオリエンテーションルームがあり、壁には約800隻の船が描かれています。客船コーナーに飾られた大型クルーズ客船の精巧な模型展示にも感心しましたが、船好きの人はぜひこの船の絵も、じっくりと鑑賞しておきましょう。

手頃なステーショナリーから豪華模型まで揃うミュージアムショップ

日本郵船歴史博物館 最後は併設するミュージアムショップへ。ここでは日本郵船歴史博物館のオリジナルグッズや、豪華客船「飛鳥」のグッズを販売しています。人気グッズは、明治時代に生まれたといわれる「郵船式ドライカレー」を再現したレトルトカレー。お酒にも合うと評判のようですが、カレーとお酒が合うとは意外です。
また、船や海をモチーフにしたステーショナリーは、博物館のグッズとしては定番! 横浜らしさもあり、ちょっとしたお土産にぴったりです。細部までこだわってつくられた氷川丸や飛鳥㈼などの精巧な模型は、マニアでなくとも、インテリアとして欲しくなってしまいます。

このスポットが掲載されているまとめ

日本郵船歴史博物館の基本情報

住所 神奈川県横浜市中区海岸通り3-9
アクセス 横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅より徒歩2分
JR線根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅より徒歩8分
お問い合わせ 045-211-1923
公式サイト https://www.nyk.com/rekishi/
料金 【通常】一般400円/シニア(65歳以上)250円/中・高校生250円/小学生無料
営業時間 10:00~17:00※入館は16:30まで※休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)年末年始・臨時休館日

芸術・文化施設の他の記事を見る

世界的大発明の原点を体験できるミュージアム

カップヌードルミュージアム

世界的大発明の原点を体験できるミュージアム

日本で生まれ、世界の食文化を変えたインスタントラーメン。世界中で食べられているこの食品がいかにして発…

ネコ好きは横浜に集まれ!横浜を愛したネコ好き文豪スポット

大佛次郎記念館

ネコ好きは横浜に集まれ!横浜を愛したネコ好き文豪スポット

横浜で生まれ、横浜を愛し、無類のネコ好きだった文豪・大佛次郎。「鞍馬天狗」や「赤穂浪士」などの小説、…

日本古来の美を凝縮した、京都よりも京都らしいといわれる日本庭園

三溪園

日本古来の美を凝縮した、京都よりも京都らしいといわれる日本庭園

県庁や市庁があるエリアのすぐそばに、広さ東京ドーム約4個分にもおよぶ一大日本庭園があるのをご存知です…

いつ訪れても新しさに満ちている、みんなが集うコスモポリス横浜

YCC ヨコハマ創造都市センター

いつ訪れても新しさに満ちている、みんなが集うコスモポリス横浜

1929年に第一銀行横浜支店として建てられた建物は、列柱が印象的な半円形バルコニーをもつ重厚な外観。…

top