願いを叶える伝説をもつ、横浜・関内のシンボル塔
横浜三塔
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「キング」「クイーン」「ジャック」といえば、フツーはトランプの絵札。でも、横浜で「キング」「クイーン」「ジャック」といえば、「神奈川県庁」「横浜税関」「横浜市開港記念館」のこと。いずれも大正から昭和初期に建てられた歴史的建造物で、それぞれの塔が特徴的。「3つの塔を一度に見られるビューポイントを1日で巡ると願いが叶う」ともいわれ、横浜散策の名物コースになっています。
個性ある3つの塔「キング」「クイーン」「ジャック」
キングこと神奈川県庁は、日本大通り沿いにあります。威厳ある雰囲気で、昭和初期に中興した「帝冠様式」と呼ばれる建築様式。高さ約49mの塔は和風建築のような趣があります。
海岸通り沿いにある、クイーンこと横浜税関は、イスラム寺院風のブルーグリーンのドームが印象的。塔の高さは約51m。現在の建物は3代目で、ロマネスク様式を取り入れた玄関のアーチなど、建築的見所も盛りだくさんです。
そしてジャックこと横浜市開港記念館は、県庁のはす向かいにある赤煉瓦の建物。浜開港50周年を記念して建てられました。塔は約36mの高さで、東南方向の面に時計が設置されています。
航海の安全を願った船乗りたちにあやかって、ビューポイントを巡る散策を楽しもう
神奈川県庁=キング、横浜税関=クイーン、横浜市開港記念会館=ジャックの呼び名は、当時、横浜港を出入りしていた外国人の船員が付けたといわれています。戦争や災害を乗り越え立ち続けるこの3つの塔に、船員たちは航海の安全を願う気持ちを重ねたのでしょう。
現在では周辺に大きな建物が建ち、三塔を一度に見ることができる場所は限られてしまいました。神奈川県庁前の日本大通り、大さん橋国際客船ターミナルの屋上デッキ、赤レンガパークの3カ所です。各所には足元に目印が設置されているので、ぜひ探しながら散策を楽しんでみてください。
横浜三塔の基本情報
住所 | 神奈川県横浜市中区 |
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アクセス | 三塔とも横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅より徒歩1分 |
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この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。