2016.6.6更新

ハイカラ気分に浸れる馬車道の銘店といえば、ここ!

馬車道十番館

  • グルメ

「馬車道十番館」は、煉瓦づくりの古風な店構え。思わずに威圧されそうになるけれど、実は気軽に利用できるお店です。お店の重厚なドアを開けたら、そこはもう、かつてのヨコハマの華やかな紳士淑女の社交場。馬車道散策で、ちょっとお茶やランチしようかな、というときなどにもオススメ。コーヒー1杯で、明治・大正のレトロモダンな気分が楽しめます。

「いらっしゃいませ」で始まるおもてなしの心地よさ

馬車道十番館 初めてこの店の前に立つと、気品と歴史ある佇まいに一瞬入店をためらいそうになる。でも、思い切って入ってみれぱ、柔和な笑顔をたたえた初老の紳士がやさしく迎えてくれました。蝶ネクタイにブラックスーツの姿は、まるでお屋敷の執事のよう。
店内は天井扇がゆらりと回り、ほのかな灯りに照らされた落ち着いた空間。天井が高く、満席であってもゆとりが感じられます。女性の給仕さんの案内もエレガント。ファストフードのマニュアル接客に慣れ親しんだ身としては、非日常の演出に映るほど。

1杯の珈琲でさまざまバリエーションが楽しめる

馬車道十番館 気分上々で着席し、珈琲を注文すると、運ばれてきたのが3つのポット。メニューを間違えたのかと思えば、そうではありませんでした。珈琲のためのセットだったのです。
「いろいろ味を変えてお楽しみいただけるように、生クリームとミルクとお砂糖です」との説明。1杯の珈琲を注文すると、カフェオレもウインナー珈琲も楽しめるというわけ。こんなサービスも、銘店であり続ける理由のひとつなのでしょう。
最初にブラックで飲み、次にカフェオレを味わい、最後は生クリームをたっぷり入れたウインナー珈琲。最後の生クリームにほんの少しの砂糖をのせれば、舌の上でザラッとする食感が、さらに珈琲の味わいを深めてくれるような気がしました。

シチュエーションに応じてさまざまに利用できる馬車道十番館

馬車道十番館 馬車道十番館は、5階建のモダンな洋館。2階は英国風のバー、3階はフレンチレストランとなっています。喫茶は普段使いに、バーは気分を引き締めて飲みたいときに、レストランは特別な記念日にと、朝から晩までシチュエーションに応じて楽しめる食の洋館なのです。
そうそう、馬車道十番館ではテイクアウトできる洋菓子なども充実しています。各種のケーキが人気ですが、なかでも「ビスカウト」(ビスケット)はオススメ。サクサクの食感と、どこか懐かしいながらも洗練された甘さがたまりません。横浜のお土産にはもってこいです。

馬車道十番館の基本情報

住所 神奈川県横浜市常盤町5-67
アクセス JR根岸線「関内」駅北口より徒歩5分
横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅馬車道口(9番出口)より徒歩1分
お問い合わせ 045-651-2621

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