2016.6.6更新

新横浜ラーメン博物館のそばに由緒正しき中華そば専門の銘店あり

中国拉麺揚州商人 新横浜店

  • グルメ

横浜といえば誰しもが想い描くのが中華街。そしてきらびやかな中国装飾と中華料理の銘店の数々。しかし、新幹線停車駅の新横浜から中華街まではちょっと距離がある。ならば、中華街に行かなくても本場中国拉麺が食べられる「揚州商人」へ。中国食堂風のインテリアと味に、本場中国を堪能できるはず。

日本で育ったラーメンとはまったく異なる拉麺。それが揚州商人の中国ラーメン!

中国拉麺揚州商人 新横浜店 ラーメンブームが終わりなき旅のように続いています。気にいったラーメンを語るとき、多くのラーメンファンはわが子を愛しむように目をキラキラさせながら語ります。「スープが」「麺が」「トッピングが」と、次々にコトバが飛び出してきますが、意外に発祥であるはずの中国のそばについて語る人は少ないもの。
なぜならば、中国では、そばのほとんどが中華料理のいちメニューとして出されることが多いため。それだけに特化したお店というのはあまり見かけません。そんななかで、中国拉麺揚州商人は、数少ない中国拉麺専門店。このお店で、日本とはまた違った中華そばを極めてみませんか。

調理方法の発想が異なる中国拉麺

中国拉麺揚州商人 新横浜店 そもそもラーメン通の人たちは、「麺のコシ」「スープの取り方」で比較することが多いようですね。しかし、中国拉麺の調理方法は、美味しく絡ませる料理に主眼が置かれています。麺はその次。簡単にいってしまえば、スープ&麺という日本式ラーメンの発想とはもともと違っているのです。
日本のラーメンのような、麺のコシという概念があまりないのも特徴です。そもそも調理のバリエーションがたくさんありすぎて、それゆえに中国拉麺専門店が少ないのかもしれません。そんななかでの揚州商人の中国拉麺を提供し続ける姿勢は、うれしい限りなのです。

一番人気はスーラータンメン。そこには中国拉麺の秘密が隠れている

中国拉麺揚州商人 新横浜店 中華料理店のそばというと、「五目そば」やあんかけの「天津麺」などが思い浮かびます。最近では、スーラータンメン(酸辣湯麺)なども一般に知られるようになり、このお店の人気メニューのひとつ。酸辣湯とは、呼んで字の如く酸味と辣味のある中国の代表的なスープです。
この酸辣湯という国民食がもともとあって、「それに麺を絡ませたらできちゃった」というのがスーラータンメンというわけ。ラーメンだけで独立している日本式ラーメンと、出自の発想が異なりますね。ともあれ、絶妙な酸味と辣さがくせになる美味しさです。さすがはラーメン発祥の国だけあって侮り難し。ぜひ、中国拉麺専門店、揚州商人でご賞味あれ。

中国拉麺揚州商人 新横浜店の基本情報

住所 神奈川県横浜市港北区新横浜3-7-8 新横浜ルポビル1F
アクセス JR東海道新幹線・横浜線「新横浜」駅より徒歩5分
横浜市営地下鉄ブルーライン「新横浜」駅より徒歩2分
お問い合わせ 045-470-7958

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