2016.5.24更新

船橋B級グルメ「ソースラーメン」を食べるなら、まずココで!

大輦(だいれん)

  • グルメ

ふなっしーばかりがクローズアップされる船橋市だが、ラーメンマニアもうならせる隠れたB級グルメがあるという。その名も「ソースラーメン」。塩でも、醤油でも、味噌でもない「第4のラーメン」だ。果たしてその味やいかに? っていうか、ハッキリいってウマイのか? さっそく現地へ調査に向かった。

意外にも深い歴史をもつB級グルメ

大輦(だいれん) 千葉県のご当地ラーメンといえば、「竹岡式」に「勝浦タンタンメン」が知られている。「船橋ソースラーメン」なんて聞いたこともないという人も多いことだろう。だが、その歴史は意外に長いのだ。
ルーツは戦後、船橋駅で創業した「花蝶」という店(閉店)が考案した「ダイヤキ」。それを復活させ、船橋名物として残そうと、2011年に市内の名店が集まって立ち上げたのが「船橋ソースラーメンプロジェクト」だ。
今では、船橋市以外のラーメン店を含めた20店舗ほどでソースラーメンが提供されており、ファンは着実に増加中。プロジェクトの応援団長・ふなっしーとのコラボでカップラーメンが発売されるなど、ご当地ラーメンN0.1の座を虎視眈々と狙っている。

老舗の中華料理店でソースラーメン初体験!

大輦(だいれん) 多くの店で提供されているソースラーメンだが、味はどこも同じ、ではない。定義は「ソース味のラーメン・つけ麺」で、名称が「船橋ソースラーメン」「船橋ソースつけ麺」であることだけ。味には各店舗の個性が出るので、食べ比べる楽しみもある。
初めてソースラーメンに挑む記者は、ラーメンマニアの間で評判になっている「大輦(だいれん)」をチョイス。1967年に創業された老舗の中華料理店だ。
JR船橋駅で降りて京成本線の高架をくぐり、TSUTAYA手前の路地を左に入って5分ほど。いかにも「町の中華料理店」といった外観だ。念願のソースラーメンとの対面を目前に、心躍らせながら暖簾をくぐった(ちょっと大げさですが)。

オススメは「ハムカツのせ」。ひと口食べて衝撃、ふた口めからは病みつき!

大輦(だいれん) 「大輦」は、もちろん一般的な中華料理を提供しているのだが、お客さんの8割ほどは「ソースらーめん」「ソースつけ麺」のいずれかを注文するという。つけ麺にも魅力を感じたが、記者は初心者の分をわきまえて「ソースらーめんハムカツのせ」をオーダーした。
スープは当然ソース色。具は、キャベツにモヤシ、紅ショウガ、青ノリと、これは完全にソース焼きそばじゃないか!
若干の不安を感じつつスープをすすってみると、意外にも違和感はなく、素直に「これはアリだ!」と感じる。揚げたてのハムカツは、すぐに食べても美味しいが、衣にスープが染み込むとさらに味わいパワーアップ! ということで、初体験は大満足で終了したのでした。

大輦(だいれん)の基本情報

住所 千葉県船橋市本町4-20-17
アクセス 京成本線「京成船橋」駅東口より徒歩6分
JR総武線「船橋」駅南口より徒歩8分
お問い合わせ 047-422-8952
公式サイト http://www.chibaraumen.com/sauce/(船橋ソースラーメンプロジェクトHP)

グルメの他の記事を見る

誕生から60年。愛され続ける横浜の味をお土産に

ありあけ本館

誕生から60年。愛され続ける横浜の味をお土産に

横浜スタジアムの目と鼻の先、区役所のとなりのタワーマンション1階に、横濱銘菓「ありあけ横濱ハーバー」…

世界的大発明の原点を体験できるミュージアム

カップヌードルミュージアム

世界的大発明の原点を体験できるミュージアム

日本で生まれ、世界の食文化を変えたインスタントラーメン。世界中で食べられているこの食品がいかにして発…

西洋式ホテル発祥の地で伝統の味を楽しむ

横浜かをり 山下町本店

西洋式ホテル発祥の地で伝統の味を楽しむ

居留地七十番地は、横浜開港翌年、日本初の西洋式ホテルが竣工し、洋食や洋菓子、バーといった異国文化の発…

昭和の時代を彩った横浜生まれのロングセラー

崎陽軒本店

昭和の時代を彩った横浜生まれのロングセラー

横浜駅東口駅前、中央郵便局となりにそびえるスタイリッシュなビルが「崎陽軒本店」です。メインダイニング…

top