2016.5.23更新

知りたいこと、聞きたいこと。無料でここまで学べる

浦安市郷土博物館

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かつて漁師町として栄えた浦安の歴史を保存をするために2001年4月に開館した郷土博物館。「すべてに開かれた博物館」「生きている博物館」「リピーターの呼べる博物館」「学校教育に活かせる博物館」をコンセプトに、年配のボランティアが活気ある博物館を支えています。すべてが無料で楽しめる贅沢な空間です。

昔の街をリアルに再現。一気にタイムスリップ

浦安市郷土博物館 屋外展示場には、「浦安のまち」をテーマに、漁師町として最も活気に満ちあふれていた昭和27年のころの町並みが再現されています。江戸時代末期に建てられた三軒長屋をはじめ、古きよき浦安の姿が体験できるスペースです。
シャリシャリと音をたてる貝がらの道を踏みしめ、海苔すきや貝むき、ベカ舟の乗船といったさまざまな体験を通じて当時の生活を学び、その空気感まで楽しめる空間となっていることが特徴。ここにいると、まるでタイムスリップしたような気分になり、また、野外という解放感もなかなか気持ちいいものです。

リアルな船が目の前に! 庶民の生活を支えた「船」にスポットを当てた展示室

浦安市郷土博物館 「海を駈ける」をテーマにした展示物は、人々の暮らしを支えたベカ舟、打瀬船、投網船などの木造船、あるいは櫓や櫂、エンジンなど、興味深いものばかり。
一方で、舟大工の作業所では、浦安市舟大工技術保存会によるベカ舟製造作業を見学したり、体験したりすることもできます。「船」によって支えられた街の生活を学ぶことができ、全体的にマジメで見応えのある内容となっています。
一方で、郷土博物館のマスコットは、アサリとベカ舟を組み合わせた「あっさり君」。いわゆる「ゆるキャラ」なのです。まじめな内容とゆるキャラという、その対比もまたユニークですね。

ジオラマや大型水槽で、さらに昔の浦安にとぶ

浦安市郷土博物館 「母なる海」が育てた浦安の自然・歴史・文化をジオラマや映像装置などでわかりやすく展示し、大型水槽では幻の魚「アオギス」をはじめ、東京湾の魚たちを楽しむことができる。
自然と共存しあって暮らしてきた浦安の人々の知恵や苦労、そしてまちを愛する心に触れながら、改めて庶民の生活が「海とともに」あったことを知らされる。
併設レストラン「すてんぱれ」の、あさりめし・あさり丼は人気があり、来館の際はぜひ食してみよう。浦安の味覚も楽しみたい。

浦安市郷土博物館の基本情報

住所 千葉県浦安市猫実1-2-7
アクセス 東京メトロ東西線「浦安」駅、JR京葉線「新浦安」駅より東京ベイシティ交通「おさんぽバス」利用
お問い合わせ 047-305-4300

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