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浜松城は戦国時代の徳川家康をはじめ、歴代城主が出世していったことから「出世城」という別名がついている城です。戦国時代の工法がそのまま残っている石垣や日本庭園などが見どころです。また公園内の茶室「松韻亭」では、日替わりで抹茶、煎茶の呈茶を受けることができます。

浜松城の歴史と「出世城」のいわれ

浜松城は徳川家康が29歳から45歳まで17年間を過ごした城です。家康がこの城に居る間、戦国時代の有名な「姉川の合戦（対 浅井・朝倉連合軍）」「三方ヶ原の合戦（対 武田軍）」「高天神城の攻略（対 武田軍）」「小牧・長久手の戦い（対 羽柴軍）」がありました。家康がこの城を去ったのちは江戸幕府の譜代大名が歴代城主を務めました。征夷大将軍となった家康自身をはじめ、歴代城主は老中などの要職に登用されたことが多かったため、浜松城は別名「出世城」と呼ばれるようになりました。

浜松城の見どころ

浜松城の見どころのひとつは石垣です。野面積みと呼ばれる、自然石をそのまま積み上げた戦国時代からある工法になっています。加工をされていない自然石の中にはハート形のものがあるそうで、それを探すのも楽しみの一つになっています。
浜松城の天守閣は近世にはすでに無く、絵図も残されていないようなのですが、1958年に当時の時代考証をもとに再建されました。また、明治時代に取り壊された天守門は残された絵図などをもとに2014年に復元されています。
また天守閣の北西にある日本庭園は深山式（みやましき）回遊型という滝・四阿（あずまや）・池などを見て歩く庭園です。春の枝垂れ桜、秋の紅葉は多くの方が観に訪れます。

親子の憩いの場

浜松城公園は中央芝生広場や冒険広場、児童プールなど、親子の憩いの場として親しまれています。中央芝生広場は、約7,000平方メートルの広々とした広場。自由に走り回ったり、寝転んだり、ボール遊びを楽しむことができます。公園北側にある冒険広場は子供たちが大好きな9種類の木製遊具があります。夏場は冒険広場近くの児童プールで。このプールは無料で遊ぶことができます。
また浜松城公園は植栽が豊かで、緑に誘われた動物、鳥が多数生息しています。なかでもタイワンリスは浜松城の石垣に営巣しており、公園全域に生息しています。樹木をよく見るとリスの姿を見つけることができるかもしれません。

浜松城公園の基本情報

住所	静岡県浜松市中区元城町100-2
アクセス	浜松駅バスターミナルの１または１３乗り場発のすべてのバスに乗車し「市役所南」下車徒歩6分
お問い合わせ	053-453-3872

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