沖縄の雰囲気を堪能! 金城町石畳道の観光スポット
金城町石畳道
散策・モデルコース
那覇空港からのアクセスに優れていて、定番観光名所の首里城からすぐの場所に位置し、沖縄の風情を色濃く残す金城町石畳道。買い物や美食めぐりをするのもいいけれど、にぎやかな観光地から一歩離れ、ゆったり流れる時間に身をゆだねる、そんな楽しみ方を見いだしてみませんか?
時間を味わう余裕のある大人へ、沖縄風情あふれる観光スポットを紹介します。
願いを叶える? 内金城御嶽(うちかなぐすくのうたき)にそびえる神の降りる大アカギの木
金城町石畳道を下った先に見えてくる看板に通りに進むと、内金城御嶽という森にたどり着きます。そこで出会えるのは、堂々とそびえ立つ樹齢200年以上と言われる大アカギの木。計6本自生しているその木は、国の天然記念物にも指定されています。
一番大きなアカギの木には、根本にぽっかりと自然にできた祠が開いています。この場所には旧暦6月15日だけ神が下りると伝えられ、願い事を1つだけ聴きあげてくれるそうです。
ただし、ここは聖地の1つ! 参拝仲間たちへの配慮は忘れずに。
石畳道につかれたときはココ! 今も昔も変わらぬ休憩所「金城村屋」
石畳道の途中にひょっこりと現れる金城村屋。実はここは、今も金城町の公民館として使われているんです。観光客の休憩所としても利用されているここは、比較的戦禍を免れているため、伝統的な沖縄の風景をそのまま残しています。
縁側に座り、のんびりとガジュマルの木や美しい風景を眺めることがおすすめです。木々のざわめきに耳を傾ければ、そこはまるで別世界。時折訪れる地元の人々とも会話が楽しめます。喧噪や騒音などとは一切無縁の時間を過ごしたい方には、是非おすすめしたいスポットです。
琉球王朝時代の金城町の生活を支えた井戸、金城大樋川。当時の息吹をここで感じる
金城村屋の隣には金城大樋川があります。琉球王朝時代には金城村の共同井戸として造られ、各家に水道が引かれるまで利用されていました。井戸端の広場も石敷されていて、その正面には井戸の神が祀られています。
この樋口の水で沖縄で初めて紙を漉いたことも記録されている、古い歴史のある場所です。沖縄の信仰と歴史の両方を一気に感じることができる場所として、とても興味深いものがありますよね。
市の指定文化財でもあるため、時間に余裕がある人は、是非一度足を運んでいただきたいところです。
金城町石畳道の基本情報
住所 | 沖縄県那覇市首里金城町1丁目 |
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アクセス | モノレール「首里駅」より徒歩15分 |
お問い合わせ | 098-917-3501(那覇市役所/市民文化部/文化財課) |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。