3億年の神秘にうっとり!水中洞ダイビングもスタート!
稲積水中鍾乳洞
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豊後大野市にある「稲積(いなづみ)水中鍾乳洞」は、3億年前から形成された洞窟内を見学することができる、日本一長い水中洞窟に認定された話題のスポット。名水百選「白山川」に面しており、おいしい水を水汲み場で飲むこともできます。また、施設内には、ほかにもたくさんのスポットがあるので、周辺の見所も合わせてチェックしてみてください。
新生洞と水中洞の2ルートはどちらも約300mの見学ルートがある
大分県豊後大野市の山に囲まれた自然の中にある「稲積水中鍾乳洞」。今からはるか3億年前に形成されたこちらの鍾乳洞は、30万年前の阿蘇火山の大噴火により水没し、現在の形になったそうです。入り口から数メートル進んだところで分岐が二つに分かれ、新生洞と水中洞をそれぞれ見学することができます。どちらのルートも約300mの距離があり、新生洞は、釣鐘型のくぼみが天井に無数に伸びている「ベルホール」や龍が天空に昇るような躍動感のある「昇り龍」など、10箇所以上もの見所があります。また、水中洞は、「仙人の渕」「底なしの渕」「竜の牙・幻の渕」など、透明度の高い水と鍾乳石が作り出す神秘的な光景を見ることができます。ブルーやグリーンなど、場所によって様々な色の渕を目のあたりにできるのも、ここならではのポイントです。
見学ルートはライトアップされていて、洞窟内の温度は16度に保たれているので、夏は涼しく、冬は暖かく、一年中快適に鍾乳洞見学が可能です。さらに、2019年3月23日(土)からは、国内の水中洞窟としては初となる、「水中洞ダイビング」がスタート。今まで見ることができなかった水中の様子も見学ができるようになります。詳細は施設まで問い合わせしてみてください。
敷地内には、ギャラリーいなづみ、白蛇堂、合鴨と鯉の池など、見て回れるスポットが点在
また鍾乳洞を出ると、敷地内には、高さ22mと大分県一の高さを誇る観音像「稲積昇龍大観音」が鎮座し、目印となっています。そのほか、鍾乳洞の資料館、昭和30年代の街を再現した「昭和タイムトリップ ロマン座」、食事や休憩ができる「お食事処 名水亭」、展示作品数約200点以上の「開世美術館」や売店などもあり、ここだけで1日ゆっくりと過ごすことができます。春には桜、秋には紅葉が見られ、大分の雄大な自然も楽しみたいところ。6月には「名水白山川ホタル祭り」、8月18日には「稲積水中鍾乳洞夏祭り」などのイベントも開催。さらに、併設する「いなづみ白山川キャンプ村」もシーズンには、キャンプやBBQをする人たちで賑わっています。
ドライブがてら、3億年の神秘に触れてみてはいかがでしょうか。
年中無休営業、営業時間は9〜17時(夏季は延長営業あり)、駐車場は300台(無料)を完備。
稲積水中鍾乳洞の基本情報
住所 | 大分県豊後大野市三重町中津留300 |
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アクセス | 東九州自動車道「大分米良IC」より車で約50分 |
お問い合わせ | 0974-26-2468 |
公式サイト | http://www.inazumi.com/ |
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今泉かずのり
こんにちは、トラベルライターの今泉かずのりです。地域情報誌や観光サイトの記事を手がける私が「福岡で遊ぶなら」「九州で観光するなら」という視点でおすすめ情報をお届けします!お酒が大好きなので、時には酒場ネタが多めになってしまうかもしれませんが、みなさんにとって役立つ情報を幅広くご紹介!