
江戸末期に創業の、古き良き伝統が守られた出雲そば
献上蕎麦 羽根屋
グルメ
「出雲そば」は、盛岡の「わんこそば」、長野の「戸隠そば」と並んで日本の三大そばのひとつと言われるのだそうです。そば好きとしては、是非とも食べてみたいと思い、大正天皇が東宮時代に「献上そば」の称号を許されたという歴史のある「出雲そば 羽根屋」にうかがいました。
出雲地方独特の容器「割子」で味わうそばは、香り高く美味
出雲そばは、玄そば(殻の付いたそばの実)をそのまま製粉するため、黒っぽい色と香り高さが特徴なのだそうです。「十割そば」や「田舎そば」が大好きなので、出雲そばはたぶん、私の好みのそばに違いないとお店を訪れる前から期待大。
ちなみに、出雲そばには食べ方で大きく分けて、冷たい「割子そば」と温かい「釜揚げそば」の2種類があります。胃袋がもう1つあれば、両方いきたいところですが、1つしかないためどちらにするか迷ったあげくに割子そばにしました。割子と呼ばれる丸い容器が3つ重なって運ばれてきます。まず1段目に薬味とつゆをかけて食べ、終わったら1段目の残りのそばつゆを2段目にかけて、薬味とつゆを足して食べ…というように順番に食べて行くのが作法なのだそうです。
鼻に抜けていくそばの香りがとっても心地良く、あっと言う間にペロリといただいてしまいました。今回は食べませんでしたが、そば湯の中にそばが入っている釜揚げそばも、とろりとしたそば湯がとっても美味しそうです。こちらも、自分でつゆをかけ、好みの濃さにして食べるのだそう。次回は絶対これにします。
献上蕎麦 羽根屋の基本情報
住所 | 島根県出雲市今市町549 |
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アクセス | JR出雲市駅より 徒歩5分 |
お問い合わせ | 0853-21-0058 |
この記事を紹介した人

丸の内 ゆみか
40代、 某飲料メーカー営業職。
仕事柄、会食の機会が多いが、プライベートでも飲んだり食べたりがストレス解消法。
地方出張の時には、隙間時間でパトロールをするのが習慣。地元の名店からB級グルメを食べ尽くす。最近は、歴史の香りを感じられるパワースポット巡りにはまっている。