
元禄の徳川家のお殿様の隠居所だった日本庭園は大名屋敷ならではのスケール
徳川園
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徳川園は、元禄8年(1695)に尾張藩二代藩主光友の隠居所として築造された大名庭園です。その後、時代とともに所有者は転々としましたが、現在は市に譲渡され一般公開されています。昔は限られた一部の人しか見れなかった景色を見ていると思うとちょっぴりセレブな気分になれます。季節折々に表情を変える日本庭園はいつ訪れても旅行者を楽しませてくれます。
「現代」という時代を離れ、スマホも電源を切って、しばし江戸期のお殿様気分に浸ってみよう
名古屋市の歴史的文化遺産では、名古屋城や数々のお寺や神社なども戦国武将のものが多くありますが、徳川家の安定政権が長く続いたせいか、やはり徳川系の遺構では見事なものが多く残されています。
また、徳川直系の家柄でなくとも、その有力家臣の子孫や財閥に繋がるセレブの系譜は確かにあり、そうしたところは今もハイソな感覚のお屋敷街です。
ここ徳川園のあるあたりもそうした地区の一角。豪壮な大名屋敷然とした大きな「黒門」を入ると、手入れの行き届いた名庭が拡がっています。
その様式は、江戸時代の典型的な大名庭園では主流だった「池泉回遊式」。清流が滝から渓谷を下り、海に見立てた池へと流れる様子を象徴的に凝縮しています。さらに、高低差の大きな地形やもとからあったそのままを取り入れた樹林、立体的な大きな岩組みは見事。庭園を歩いていくと変化に富んだ景観、新緑や紅葉、牡丹や花菖蒲の花々など四季を通じて楽しめます。
また、それだけではなく、園内にはレストランや、戦前に和風建築の迎賓館としてつくられた蘇山荘(昼間はレストラン&カフェ、夜はレストラン&バー)も。静かで風流なひとときをゆったり堪能できます。
徳川園の基本情報
住所 | 愛知県名古屋市東区徳川町1001 |
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アクセス | JR中央本線「大曽根」駅南出口より徒歩10分 市営地下鉄名城線「大曽根」駅3番出口より徒歩15分 市営地下鉄桜道線「車道」駅1番出口より徒歩15分 |
お問い合わせ | 052-935-8988 |
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大谷 ゆうた
行き慣れた場所やよく行くお店も少し視点を変えると、発見が沢山ある。そんなちょっとしたニューワールドを紹介しますね。
たまには普通行かない場所とか地元の人しか知らないスポットとか行ってみたくないですか?別にひねくれてるわけじゃないですよ?