おいしい「麸」を色々な料理に! 食べることの楽しさを感じよう
半兵衛麸
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江戸時代に創業し、伝統の味を守り続けて320年余り。「半兵衛麸」は京麸や湯葉の製造販売店。麸にさまざまな調理を施し、老若男女誰もが好んで食べられるようなお料理や、ご進物用、おみやげ用の商品を提供しています。また、完全予約制ですが、店の奥の茶房にて麸・湯葉を使用した料理をいただくことも。本店2階には珍しい「お辨當箱(べんとうばこ)博物館」もあり、日本の食文化の素晴らしさを発信しています。
愛され続ける変わらぬ味はそのままに、さらなる新しい可能性へ!
現在の店主で11代目となる、元禄2年(1689)に創業された日本で最も古い麸屋のひとつ。宮中の料理人を務めていた玉置半兵衛が宮中での製麸の技術を生かし、京の街で麸屋を創業したのが始まりといいます。以来、水と素材と技にこだわった伝統の味を守り、人々に親しまれ続けてきました。
麸を製造するにあたっては、餅粉や小麦粉はもちろん大事な要素。しかし、実は水も大変重要で、こちらでは創業当時より、井戸から汲み上げた水質、水温の安定した地下水を使用。
昔から変わらない製法を守りつつ、時代とともに「麸」の可能性を発展させ続けています。
おばんざいから、甘味まで。さまざまに形を変化する万能の食材
「なま麸」といえば高級な料亭や懐石料理の一品というイメージがありますが、近年では居酒屋や創作料理店などでも提供される、ポピュラーなものに変化してきました。「半兵衛麸」では、そんな「なま麸」を一般の家庭でも食べていただきたいと、豊富なメニューを提案しています。
販売しているのは、一般的な「麸」のほか、元が「麸」であるとは思えない、貝やお肉のような食感の生麸のしぐれ煮や、サクサクにつくったやき麸にチョコレート!をかけたお菓子などもあるんです。
独創的な調理によって「麸」がさまざまな料理へと昇華されています。
今一度、お弁当に季節感を。工夫を凝らした昔の「お弁当箱」
現在、食事をするのは屋内がほとんどですが、昔は今よりも外で食事を楽しむ文化と習慣が多くあり、春には暖かい日差しを感じ、夏には鴨川に足を浸しながら京都人は旬の食材を味わってきました。そんな昔の人々は、お弁当箱のデザインにも楽しみを見出し、季節によって箱の柄を変えていました。
本店の2階には、「お辨當箱(べんとうばこ)博物館 」があります。さまざまな趣味趣向が凝らされた、歴史を感じさせるお弁当箱がたくさん展示されているので、ぜひ見ておきましょう。お弁当箱のデザインと機能は、日本の食文化の一方の演出方法。その楽しさに触れてみませんか。
半兵衛麸の基本情報
住所 | 京都府京都市東山区問屋町通五条下る上人町433 |
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アクセス | 京阪本線「清水五条」駅より徒歩1分 |
お問い合わせ | 075-525-0008 |
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大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。