2016.6.22更新

長野の風土と県民性を伝える証、教育博物館

旧開智学校

  • 公園・名所・史跡

日本最古級の小学校である旧開智学校。明治時代の文明開化を象徴する和風と洋風の入り交じった、擬洋風建築の美しい校舎の外観だけでも見る価値ありです。教育博物館誕生の経緯やこれまでの活動を振り返るとともに、教育博物館としての研究活動によって明らかになった開智学校の姿を学べる場として親しまれています。

旧開智学校の歴史

旧開智学校

明治6年に筑摩県学を改め、学制による小学校「第二大学区第一番小学開智学校」として開校しました。現在保存されている校舎は、明治9年4月に棟梁の立石清重によって建てられたもので、昭和36年に国の重要文化財に指定されました。女鳥羽川畔にあった校舎は、約90年間使われましたが、昭和38年から翌年にかけて現在地に解体移築復元され、教育博物館として江戸から現在までの各種教育資料が展示されています。

シンメトリーの美しい外観!

旧開智学校

白を基調とした漆喰仕上げの旧開智学校。外壁は、基礎の立ち上がりと外壁隅を石張りとし、機能性と見た目の美しさが強調されています。縦長の窓やファンライト、棟瓦など、当時の洋風建築の要素がちりばめられており、内部も手すりの意匠やガラス、照明器具など、細部にも見どころが多い建物です。玄関にデザインされたエンジェル像をモチーフにしたミニタオルや開智学校卒業生である、平林勝太郎氏の絵の手ぬぐいなど、オリジナル商品をあつかうショップもあります。

重要文化財に指定

旧開智学校

和風と洋風の入り交じった擬洋風建築の校舎は、明治の文明開化を象徴する代表的な建造物です。建築文化史上貴重な遺構であることから、近代学校建築として昭和36年に最初の重要文化財に指定されました。女鳥羽川畔にあった校舎は、昭和38年まで90年間使用されたわが国で最も古い小学校の一つで、昭和38年から翌年にかけて現在地に解体移築復元されています。平成17年に改装され、建築当初の色鮮やかな美しい校舎になっています。松本に来た際はぜひ足を運んでみたいスポットです!

旧開智学校の基本情報

住所 長野県松本市開智2-4-12
アクセス タウンスニーカー北コース「旧開智学校」下車徒歩1分
松本駅から北市内線「蟻ヶ崎高校前」下車徒歩5分
お問い合わせ 0263-32-5725

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