日本酒の名産地・京都伏見で酒造りを学ぶ! 「月桂冠大倉記念館」
月桂冠大倉記念館
芸術・文化施設
グルメ
京都の中でも、伏見は古くから酒造りの街として発展してきました。現代まで続く酒蔵や蔵元が、伏見のお酒を守り続けています。そんな伏見の酒造りや日本酒について知ることができる場所をご紹介。お酒好きな方は必見です!
伏見の名水で生まれた「月桂冠」の資料館
伏見で日本酒造りが発展した理由の一つが、豊かな水。伏見はかつて“伏水”と表記されるほど、良質な水で有名な場所だったそう。なめらかで柔らかな水が、日本酒の名産へと伏見を押し上げました。「月桂冠」もそんな伏見で創業した日本酒メーカーであることをご存じですか? 伏見桃山駅から徒歩約10分、月桂冠本社にほど近い場所に「月桂冠大倉記念館」はあります。明治時代に建てられた酒蔵を改装して作られ、創業350年目にあたる1987年から一般公開となりました。建物や酒造用具が近代化産業遺産にも指定されているんですよ。
使い込まれた用具に感じる日本酒造りの歴史
主な展示棟は2つ。展示棟1では「酒造りの技を物語る用具類」として、明治から昭和期にかけて、実際に現場で使われた用具を展示しています。説明板の写真とともに、どのように使われていたかがわかるようになっています。使い込まれた道具は、酒造りの歴史を感じるとともに、いかに手間暇をかけられて酒造りが行われているかが、うかがえます。展示棟2では、お酒を飲むための器や用具だけでなく、月桂冠のポスターや容器の変遷など創業からの歴史をうかがい知ることができます。歴史ある月桂冠ならでは、かもしれませんね。
酒造り見学もできる&ここで作られたお酒をおみやげに
月桂冠大倉記念館に隣接する酒造蔵には、年間を通して酒造りできるミニプラント「月桂冠酒香房」があります。この酒蔵では、もろみが発酵しているようすを見学することができるんです! ぜひ前日までに予約をしてみてくださいね。そして日本酒好きの方は、酒造りについて学んだ後には月桂冠の3種のお酒をきき酒できます。同じ吟醸酒でも、比べてみれば風味や味わいの違いがよくわかるはず。もし気に入ればおみやげに購入することもできますよ。売店ではその他のおみやげ品も販売されています。「月桂冠酒香房」で作られたものは、ここでしか手に入らない限定販売なので、おみやげにも良さそうですね。
月桂冠大倉記念館の基本情報
住所 | 京都府京都市伏見区南浜町247番地 |
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アクセス | 京阪本線中書島駅から徒歩5分、伏見桃山駅から徒歩10分 JR京都駅から近鉄京都線に乗換え、桃山御陵前駅から徒歩10分 JR京都駅からJR奈良線に乗り換え、桃山駅から徒歩18分 |
お問い合わせ | 075-623-2056 |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。