富山の老舗でくすり作りを見学しよう
越中反魂丹本舗 池田屋安兵衛商店
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富山市は全国有数の「くすりの街」。いわゆる富山の薬売りの歴史を辿る資料館なども充実していますし、健康によい食材で作られたメニュー「富山やくぜん」を街をあげて展開しています。中でも、現在も昔ながらのくすりやさんとして営業している老舗「池田屋安兵衛商店」では、珍しい丸薬の製造見学・体験ができるのだとか!さっそく、くすりの街を体感できる絶好のスポットをご紹介しましょう。
富山の名薬・越中反魂丹とは
富山の薬が有名になったきっかけとされる伝説があるのをご存じでしょうか。昔、富山藩主前田正甫が江戸城に参勤した際、突然腹痛を訴えた大名に富山の胃腸薬「反魂丹」を勧めたところ、見る間に腹痛が治まったそう。これを知った諸大名から「販売してほしい」と引き合いが相次ぎ、やがて富山の薬売りが名物となったのだとか。
「反魂丹」という名前は、「体に魂を呼び戻す」ところからついたと言われます。その昔、一度亡くなった人が「反魂丹」で甦ったという伝説もあるほどの名薬なのです。
昔ながらの“くすりやさん”を見学
実は、その「反魂丹」を現在も製造販売しているのが「池田屋安兵衛商店」です。
こちらが主に取り扱っているのは、二百種類以上の薬草から調合する昔ながらの自家製和漢薬。販売前にじっくりと症状をカウンセリングする、伝統的な“座売り”もお店のこだわりです。
時代劇に登場しそうななまこ壁の建物や、大きく屋号が染め抜かれたのれんは老舗の風格たっぷり。いわゆる薬局やドラッグストアとは違う店構えをじっくり見学してみましょう。
くすり作りの体験もできるかも?
立派な柱や梁が印象的な池田屋安兵衛商店の店頭には、練った薬を丸めて「丸薬」を作る道具が展示されていて、見学の際に無料で丸薬製造を体験することができます。
小さいものだと1ミリほどという丸薬をうまく丸めるのは、本来はかなりの熟練した技術が要る作業。この丸薬作りのプロである「丸薬師」は、今や日本国内でもお2人しかいないのだとか。
丸薬作りを体験できるのも全国でここだけだそうで、見学の際にはぜひ挑戦したいところです。
越中反魂丹本舗 池田屋安兵衛商店の基本情報
住所 | 富山県富山市堤町通り1-3-5 |
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アクセス | 北陸自動車道/富山ICから車で10分 JR富山駅から車で5分 富山空港から車で15分 富山駅前市電で南富山駅行き西町で下車 徒歩2分 |
お問い合わせ | 076-425-1871 |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。