
伝統工芸京扇子の歴史を現代につなぐ扇
京扇堂 京都本店
体験・アミューズメント
創業1832年。伝統的な儀式用、日本舞踊などに使う舞扇、ふだん使いまで、ありとあらゆる京扇子を扱う老舗の扇屋です。絵付けの体験教室の後、工房で匠の技を見学する参加型イベントも行っています。絵や書など、自分の作品をオリジナルの扇子に制作するサービスも。
創業1832年の歴史ある扇専門の老舗
扇屋という商売の歴史は、南北朝時代から室町時代のはじめのころに盛況になったと言われています。かつ古い扇屋は「阿弥」と称し、軒を連ねていたとのことです。もちろん1832年創業の京扇堂の旧名にも称されています。
当時は寺社のお出入りで儀式用扇が多かったのですが、現在は飾り扇、日本舞踊などに使われる舞扇、夏の扇など、あらゆる扇が並んでいます。
江戸時代・天保から続く老舗の歴史とは、京都だけではなく日本の伝統工芸を守り続けているといっても過言ではありません。
京扇子を自分でつくれる絵付け体験
伝統工芸である京扇子を自分でつくってみることができます。絵に自信がない人でも、プロからコツを教えてもらえるので安心して参加することができます。
絵付け体験は約90分。必要な道具や材料も用意されているので、作品をつくることに集中できます。絵付けした扇子は、本店の工匠が一ヶ月ほどかけて丹念に仕上げ、自宅まで郵送します。
絵付けのあとは、工房見学です。京扇子の製作工程を間近に見ることができます。
京都駅や観光名所にも近いので、立ち寄りやすいロケーションも魅力ですね。
オリジナルの京扇子を製作
扇子をつくるための専用の和紙は、扇面紙と呼ばれています。これを購入して絵や書などの扇絵を描き、送り返します。それを京の工匠が厳選した素材を使用し、1ヶ月ほどかけて扇子に仕立てるサービスです。
値段が違ってきますが、片面だけではなく両面に描くこともできます。
扇子の骨、扇面紙は書画に用いられる画仙紙も選べます。自作の絵や書などを残せるので記念になりました。注意点なども店員さんからアドバイスをもらったり、相談したりできるので安心です。
世界にひとつだけのオリジナル扇子を持ってみてはいかがでしょうか。
京扇堂 京都本店の基本情報
住所 | 京都府京都市下京区筒金町46 |
---|---|
アクセス | JR「京都」駅から徒歩10分 |
お問い合わせ | 075-371-4151 |
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星野 はじめ
趣味は車・バイク。平日は仕事が終わるの遅めだけど、オン・オフの切り替えにはこだわってます。休暇が取れれば遠方まで一人で車を走らせることも。リゾートホテルを拠点にして秘境温泉めぐりするとかなり満足感ありますよ。
出張が多いので、カフェやバーにはちょっとこだわり有りです。