利尻ふれあい温泉
ホテル利尻併設の日帰り温泉施設。茶褐色の湯は知る人ぞ知る名湯
日帰り入浴で源泉かけ流しの名湯を楽しもう
沓形地区のホテル利尻にある「利尻ふれあい温泉」は、ホテルの宿泊客以外でも日帰り入浴で利用できる温泉施設。以前はこのエリアに温泉はなく、温浴施設として営業していたが、掘削の末に湯脈を掘り当て2005年(平成17)に源泉かけ流しの温泉施設としてリニューアルオープン。地元客のほか観光客にも人気のスポットとなった。サウナもあり、露天風呂からオーシャンビューを楽しめる点も好評。ウーロン茶のような茶褐色の湯は、泉質がよいことから温泉好きの間では知る人ぞ知る名湯ともいわれている。日帰り入浴の客は、午後から夜まで入浴可能だ(宿泊客は深夜を除く翌朝まで)。入浴料金は大人650円、小学生250円、小学生未満は無料。なお、日帰り入浴利用の場合は、ホテル正面玄関ではなく、駐車場の近くにある日帰り入浴専用の入り口から入館しよう。
温泉成分をじっくり堪能しよう
ここの茶褐色の湯の成分はとても多彩。国内トップクラスの含有量とされる炭酸水素を主成分に、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄分などさまざまな成分が含まれている。湯面にはカルシウムの成分がかすかに浮いているほか、湯のなかに炭酸水素のガスの泡がほのかに漂っている。なお、湯の湧出時は無色透明だが、空気に触れると鉄分が酸化してウーロン茶のような茶褐色の湯となるそうだ。源泉の温度は約33.8℃とやや低めだが、内湯に2つある浴槽のうち1つは入浴に適した温度に加温されている。もう1つの湯船は源泉を存分に楽しむべく加温せず源泉をかけ流しにしているため、低温でじっくり浸かって温泉の効能を味わえるのが魅力だ。入浴後に肌がツルツルになることから、「美肌の湯」「清涼の湯」と呼ばれているほか、湯の色から「金の湯」といわれることもある。
沓形岬公園の散策やキャンプとともに温泉を
利尻ふれあい温泉は沓形地区の中心地の近くにあるため、観光スポットとして知られる沓形岬公園や沓形フェリーターミナルは徒歩圏内。沓形岬公園には散策路やキャンプ場、展望デッキがあり、天候がよく雲や霧が少ない日には、雄大な利尻山の全貌を拝めるだけでなく、海の向こうには礼文島の島影も望める。入浴前後の散歩に立ち寄ってみよう。また、ホテル泊ではなくアウトドア感を楽しみたい人は、自分で道具を用意し、キャンプ泊をするのもおすすめ。沓形フェリーターミナルは、夏期に礼文島へのフェリーが運航するだけなので利用時期は限られるが、車で20分程度の鴛泊(おしどまり)フェリーターミナルなら、稚内や礼文島を結ぶ船が通年運航している。フェリーターミナルを起点に利尻島内のドライブやサイクリングを楽しむ際、日帰り入浴スポットして利尻ふれあい温泉を旅程に組み入れてみよう。
スポット詳細
- 住所
- 北海道利尻郡利尻町沓形富士見町95-1 地図
- エリア
- 利尻・礼文エリア
- 電話番号
- 0163842001
- 泉質
- 炭酸水素塩泉
- 効能
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身、くじき、消化器病、痔疾、冷え症、健康増進、疲労回復、皮膚病、婦人病、高血圧、動脈硬化症
- 泉温
- 33.4℃
- 源泉数
- 1
- 湯量
- 84.1リットル/分
- 共同浴場数
- 1
- 日帰り温泉施設数
- 1
情報提供: ナビタイムジャパン