三朝温泉
浸かって、飲んで、吸って、世界屈指のラドン泉に癒やされる
三朝の湯は世界有数のラジウム温泉
三朝温泉を「みささおんせん」と読める人はかなりの温泉通だ。鳥取県のほぼ中央に位置し、
険しい山々に囲まれた自然豊かな温泉地。開湯から850年以上の歴史をもち、山岳信仰の霊場、三徳山参拝の拠点としての役割も担ってきた。泉質は含放射能/ナトリウム・塩化物泉、または含放射能/単純泉で、世界屈指のラドン含有量を誇る放射能泉。ラドンとはラジウムが分解されて生じる弱い放射線で、ラドン泉に入るとおもに肺から吸収されたラドンが細胞を刺激し、新陳代謝を促し、免疫力や自然治癒力を高めてくれるという。23軒の温泉宿が三朝(三徳)川の両岸に点在している。
温泉街や川沿いを歩きながらランド泉を満喫
三朝温泉は、「浸かって良し、飲んで良し、吸って良し」の三拍子そろった温泉。入浴だけでなく、飲泉、熱気浴も楽しむことができる。それを宿だけでなく、温泉街や三朝川沿いを歩いていても体験できるところがうれしい。河原の露天風呂と共同浴場が2か所、足湯の施設が4か所、飲泉できるところも3か所あり、温泉街には「吸う温泉」として注目される熱気浴泉の施設も備わった。温泉街のメインストリート「温泉本通り」を歩けば、店の一角に店主のコレクションや三朝の今昔を展示した「湯の街ギャラリー」も楽しめ、射的やスマートボールのある娯楽場、駄菓子屋など、懐かしい湯の町の風情を満喫できる。
気持ちのいい三朝川沿いの散策もおすすめ
三朝温泉の中央を流れる三朝川には、「三朝橋」のほか、下流に「かじか橋」、上流には「恋谷橋」とそれぞれ風情のある橋が架かり、それらを巡りながら川沿いを散策するのも気持ちがいい。5-7月頃の夕暮れ、川辺ではカジカガエルの鳴き声が響き、その美しい音色は「日本の音風景100選」にも選ばれている。三朝温泉ではラジウムの発見者キュリー夫人の偉業を讃え、母国であるフランスとの親交を深めている。川沿いにキュリー夫人の胸像が立っているのはそのためだ。夏に開催されるキュリー祭ではこの像に献花を行っている。
温泉以外にもいろいろな体験を
三朝温泉ではさまざまな体験メニューもそろっている。「ふるさと健康むら」では、みささ白狼焼の絵付体験や陶芸体験が楽しめるほか、特産の神倉大豆を使った食事やお土産物を購入できる。弦楽器の製作と演奏をテーマにした「三朝バイオリン美術館」もあり、定期的に弦楽器のコンサートが開かれるので、旅程に組み入れるのもいいだろう。どちらも温泉街から三朝川沿いを歩いて10分程度と近いところにある。
スポット詳細
- 住所
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鳥取県東伯郡三朝町三朝
地図
- エリア
- 倉吉・三朝温泉エリア
- 電話番号
- 0858430431
- 泉質
- 単純弱放射能泉、含放射能-ナトリウム-塩化物泉
- 効能
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、動脈硬化症、打ち身、切り傷、胆道疾患、気管支喘息、痛風、高血圧、糖尿病、消化器系疾患、皮ふ病、婦人病等
- 泉温
- 約53.6℃(平均)
- 源泉数
- 90
- 湯量
- 不明
- 日帰り温泉施設数
- 2
情報提供: ナビタイムジャパン
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