古湯・熊の川温泉郷
日本歌壇の最高峰といわれた歌人の齋藤茂吉ら諸先生の曽遊の地として知られている「古湯温泉」は、佐賀駅の北20km・標高200mにある温泉だ。昭和41年(1966)に厚生省から、「古湯・熊の川温泉郷」として、国民保養温泉地の指定も受けている。泉質はアルカリ性単純温泉で、無色無臭・無味・水素イオン濃度(PH)9.5は全国屈指の優秀な温泉だ(吉花亭は単純弱放射能温泉)。13の宿はどこも日帰り入浴もでき、宿泊してのんびりと過ごすのもよし、旅の途中の癒し場として利用するのもよい。民家では県下最古の木造平屋建て萱葺き寄棟造りの「吉村家住宅」や、江藤新平ちっ居の地「金福寺」等、見どころも豊富だ。