長門湯本温泉
約600年の歴史をもつ山口県最古の温泉街が見事にリニューアル!
官民が一体となって「長門湯本温泉」を再生
山口県で最も古い温泉で約600年の歴史をもつ「長門湯本温泉」。一時は利用客が減って寂しい温泉街になった時期もあったが、2016年(平成28)に「温泉街リノベーション」というプロジェクトが立ち上がり、長門市・星野リゾート・専門家・地域が協力して、新たな温泉街に再生させる活動を始めた。そして、2020年(令和2)、シンボルである「立ち寄り湯 恩湯」のリニューアルや、「界 長門」のオープンを皮切りに、音信川(おとずれがわ)沿いの散策につながる「おとずれ川テラス」や「飛び石」、橋などのライトアップ、飲食店、雑貨店なども続々登場。訪れる利用客がぐんと増え、かつての賑わいを取り戻した。目指したのは、それぞれの店や宿のなかだけの繁盛ではなく、利用客が街に出てそぞろ歩きを楽しめるリノベーション。それによって温泉街全体が丸ごと活気づいて、さらに店や宿も賑わうという相乗効果が生まれた。
「星野リゾート」の、その地域を再生する力
「星野リゾート」は言わずと知れたリゾート運営会社だ。これまでも、さまざまコンセプトのブラントの宿を開業し、現在、国内外をあわせ約60軒の宿を有する。「星野リゾート」が「長門湯本温泉」の再生に尽力し成功したのは、これまでも、自分たちの宿が潤えばそれでいいとは考えず、いつもその地域全体が賑わい、盛り上がることを目指してきたノウハウやパワーが遺憾なく発揮できたからであろう。「星野リゾート界 長門」は、高級宿だが親しみやすく温かさもある魅力的な宿だ。宿泊客だけでなく誰もが利用できる「あけぼのカフェ」というどら焼き店もオープン。定番の「あずき」のほか、季節によって提供する味が替わり、夏季は「ゆずきち」や「夏みかん」などが登場する。イートインスペースを設けなかったのも、ワンハンドフードとして「川沿い遊歩道」を歩きながら、あるいは「おとずれ川テラス」でくつろぎながら、温泉街で味わってもらうのが狙いだという。
気の向くままに温泉街そぞろ歩きを楽しもう
「長門湯本温泉」は音信川沿いを中心に広がっている。高台の駐車場から川沿いまで下りるのに通る「竹林の階段」、階段を下りて右側にある土産物店「おとずれ堂」、その先に「恩湯食」、向かい合うように左側に「立ち寄り湯 恩湯」、川に下りる幅広の階段「恩湯広場」、広場から対岸に向かって川のなかに「飛び石」が渡っている。ほかにも、古民家の複合施設やカフェ、焼き鳥店、クラフトビール醸造所など、多彩な店がいっぱい。「川沿い遊歩道」を歩いたり、「おとずれ川テラス」でのんびり休んだり、「おとずれ足湯」を利用したり……気の向くままにそぞろ歩きを楽しめるのは、温泉街の魅力のひとつだ。今後も柔軟に進化し続けていきそうな「長門湯本温泉」から目が離せない。
スポット詳細
- 住所
- 山口県長門市深川湯本 地図
- エリア
- 長門エリア
- 電話番号
- 0837253611
- 備考
- 日帰り入浴可のお宿:6
- 泉質
- アルカリ性単純泉
- 効能
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、健康増進、冷え性、打ち身、慢性消化器病、痔疾、美肌等
- 泉温
- 39℃等
- 源泉数
- 3
- 湯量
- 約1000リットル/分
- 日帰り温泉施設数
- 1
情報提供: ナビタイムジャパン