町中に湯煙が立ちのぼる、別府を象徴した景観が特徴の温泉地。別府地獄めぐりの多くが集中しており、「一夜千両のお湯が沸く」と謳われる温泉街だ。奈良時代初期に編纂された「豊後風土記」には、噴気や熱湯、熱泥などが噴出する土地であったと記されており、古くから「地獄」と呼ばれる忌み嫌われた土地であったとされる。鎌倉時代、一遍上人によって創設された「むし湯」を中心に、多くの共同浴場や旅館が立ち並ぶ。今でも温泉噴出口は「地獄」と呼ばれており、おびただしい湯煙が上がる。別府を代表する温泉地だ。
詳細情報
- 泉質
- 塩化物泉等
- 効能
- 切り傷、冷え症、皮ふ乾燥症、便秘等
- 泉温
- 60-97℃
- 源泉数
- 不明
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
大分 の主要エリア

北部から西部にかけて瀬戸内海と豊前海に面している大分県は、「大分空港」が三大都市圏と直行便でつながっており、東京からは約1時間から1時間35分でアクセスできます。 大分県は、多種多様な温泉が有名な県です。毎年多くの観光客が温泉巡りに赴きます。特に人気の定番温泉地は、「別府」と「湯布院」です。 別府は、湯煙の立ち込める街並みのほかに海岸通りも有しており、趣のある雰囲気の温泉地です。日本の名勝でもある「別府地獄めぐり」といったスポットもあります。 湯布院は、別府と違い「由布岳」という山のふもとにある温泉地です。壮観な山の下には、江戸時代の雰囲気を思わせる情緒豊かな街並みが広がっており、温泉だけでなくお土産物巡りなども堪能できます。 温泉地ではご当地グルメも豊富で、温泉の蒸気を利用して蒸す「地獄蒸し」は、温泉街の代表格グルメです。ほかにも鳥を揚げたとり天やフグ料理、モズクガニを使用したがん汁など、海の幸から山の幸まで楽しめます。