原鶴温泉
「ダブル美肌の湯」が魅力の「博多の奥座敷」
福岡市都市圏からアクセスも良好
福岡県の中南部、朝倉市にあり「博多の奥座敷」として親しまれてきた原鶴温泉。街は九州最大の一級河川・筑後川に寄り添うように広がり、豊かな水をたたえる川景色と、その周囲の田園風景がのどかな雰囲気を醸し出している。福岡市都市圏から車で約1時間、JRやバスでのアクセスもよく、会社や団体などの慰安旅行に利用されてきた。開湯の由来は冬に雪が降っても積もらない場所だったからとか、ケガをした鶴が浸かって傷を癒やした場所だったからなど諸説が伝わるが、日田街道の宿場町だった久喜宮(くぐみや)と志波(しわ)の中間地点にあったことから、江戸時代にはすでに湯治場として知られていた。泉質は、トロッとした心地よい肌触りの弱アルカリ性単純泉と、いかにも温泉らしい湯の香が立ち上がり余分な皮脂を取り除く作用がある単純硫黄泉の2つがあり、「ダブル美肌の湯」として人気が高い。
趣向を凝らした露天風呂や内湯がいろいろ
温泉街には現在12軒のホテル・入浴施設があり、毎分3000ℓという豊富な湧出量を生かし、それぞれ趣向を凝らした露天風呂や内湯で楽しませる。その1つ「ほどあいの宿六峰舘(ろっぽうかん)」は、筑後川を望む展望露天風呂や檜露天風呂があり、客室もすべてが川に面している人気の宿。温泉付き客室もあり優雅に過ごすことができる。
一方、畳敷きの内湯で知られるのが創業140年余の「ホテルパーレンス小野屋」。洗い場に通気性の優れた特殊な畳を使った「畳風呂」は滑りにくく足裏にやさしい。情緒あふれる日本庭園を望む露天風呂も自慢だ。温泉内風呂付きのデザイナーズルームが評判の11階建ての中央館や温泉付き離れもあり、のんびりくつろげる。
鵜匠の巧みな技を船上から見学
原鶴温泉といえば筑後川の鵜飼でも有名で、毎年、鮎漁が解禁される5月20日から9月末まで開催される(要予約)。温泉街の乗船場から屋形船に乗船し、筑後川上流で鵜飼船と合流。ガイドの説明を聞きながら見学することができる。鵜飼は全国でも十数か所でしか行われておらず、貴重な体験といえる。見学は原鶴温泉旅館共同組合に加入のホテルや旅館の宿泊客のみ参加可能なので、事前に宿泊予定の宿に問い合わせたい。原鶴温泉がある朝倉市や隣のうきは市は福岡でも指折りのフルーツ王国。観光農園があるので、温泉を満喫した翌日はフルーツ狩りを楽しむのもよいだろう。
スポット詳細
- 住所
- 福岡県朝倉市杷木志波・杷木久喜宮 地図
- エリア
- 朝倉エリア
- 電話番号
- 0946620001
- 泉質
- アルカリ性単純泉、硫黄泉、炭酸水素塩泉
- 効能
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病、美肌等
- 泉温
- 40-60℃
- 源泉数
- 34
- 湯量
- 源泉・施設により異なる
- 日帰り温泉施設数
- 14
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 筑後川沿いの小さな温泉街
- 筑後川沿いの小さな温泉街です。日帰り入浴をやっている旅館もあります。食事の店があまりないのですが、車なら国道386号線も210号線もすぐなので国道に出れば店や道の駅があります。天気がよければ筑後川や遠くの山を見ながらの入浴を楽しめます。
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- 立ち寄り入浴できる旅館もあります
- 朝倉市にある、原鶴温泉。たくさんのホテルや旅館が並んでいます。やぐるま荘に立ち寄り入浴しました。豊富な湯量で、源泉かけ流しでした。とろみのある美肌の湯。近くに筑後川温泉もあります。
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- 川沿いの温泉
- 福岡に行き、時間があると訪れる旅館で、多分3〜4回めの利用です。温泉の露天風呂付きの旅館が少ないので、どうしてもこの旅館にたどり着くようです。博多駅や空港から車で1時間もかからないので便利。今回は広い露天風呂付きの部屋をお願いしました。夕食はお部屋、至って普通。朝食は1階の個室でしたが、何の眺めもない夜のような雰囲気の朝食処で残念でした。接客はとても良い印象です。団体が多かったので少し忙しなかった...
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