瀬波温泉
海水浴場に隣接した、美しい日本海を望む温泉街
100年を超える歴史をもつ温泉
1904年(明治37)、石油掘削中に熱湯が噴出したのが瀬波温泉の始まり。豊富な湯量と95℃の泉温をもつ、ナトリウム-塩化物泉の温泉だ。目の前に広がる大海原と緑豊かな松林の続く風光明媚な眺めが魅力で、歌人・与謝野晶子が旅で訪れた際には2日間の滞在で45首もの作品を残しているほど。また、瀬波温泉は日本海に沈む夕日が美しい温泉地であることで知られている。瀬波温泉街の旅館やホテルの多くが海沿いにあるため、浴場や客室から日本海に夕日が沈む様子や、日没後に空が赤く焼ける様子を望むことができる。
瀬波温泉で最も高い場所にある伊夜日子(いやひこ)神社。龍神が祀られている。
噴湯公園で温泉ゆで卵づくり
温泉が湧き出た場所は、現在は公園として整備されている。瀬波温泉街の入り口近くにある急勾配の小道を車で登った先にある、噴湯(ふんとう)公園。高台にある公園からは、日本海と瀬波の街を一望できる。また、温泉で卵をゆでる体験も人気を集めている。源泉が入れられた木箱の蓋を開け、かごに入れた卵を湯に沈めると、10分ほどで温泉卵、15分ほどでゆで卵ができあがる。源泉の温度は季節や天候によって異なり、持ち帰る際の予熱などでも固まり具合が変わる。上手く作れるかどうかを含め楽しめる体験だ。生卵は、観光案内所や土産物屋などで販売されている。
大切な人と訪れたい「恋人の聖地」
瀬波温泉海岸は2008年(平成20)新潟県初の「恋人の聖地」に選ばれた。これはブライダルファッションデザイナーの桂由美(かつらゆみ)氏らが選定委員を務め、全国の観光地域のなからプロポーズにふさわしいロマンティックなスポットを認定しているもので、海に向かって立つ「幸せの鐘」や恋人同士の名前を入れた南京錠をかけるためのモニュメントがフォトスポットとして人気。また、「グリーンフラッシュ」と呼ばれる、太陽が水平線に沈みきる直前に一瞬だけ緑色の光が見える現象でも話題を集めている。見られることは非常にまれで、見ると幸せになれるといわれている。
瀬波温泉に伝わる「龍神伝説」の龍をモチーフにしたデザインの鐘
昔懐かしい温泉街
温泉街には、昔ながらのレトロな店構えの土産物屋や温泉まんじゅうの老舗、近年オープンしたカフェなどが軒を連ねている。海水浴場が近いため、夏場の土産物屋には浮き輪やビーチボールが並び、店頭をカラフルに彩っている。無料で利用できる足湯が4か所あるのもうれしいポイント。海に面し、日本海側最大級の大きさを誇る「足湯日本海」や、歩道沿いにあるこぢんまりとした「瀬波温泉ポケットパーク」など、開放感のあるもの、気軽に入れるものなど、それぞれの足湯で異なる風情を楽しむことができる。
スポット詳細
- 住所
- 新潟県村上市瀬波温泉
- エリア
- 村上・新発田エリア
- 電話番号
- 0254522656
- 泉質
- ナトリウム-塩化物泉
- 効能
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、肩こり、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病等
- 泉温
- 95℃
- 源泉数
- 7
- 湯量
- 1800リットル/分
- 日帰り温泉施設数
- 2
情報提供: ナビタイムジャパン
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