稲佐山
夜景の名所として知られる稲佐山は、日中も絶景!
標高333mの稲佐山山頂へ
JR長崎駅の約1.8km西にそびえる稲佐山。その山頂へ上がるにはいくつかのルートがある。電車やバスで訪れる場合は、ふもとから山頂まで架かるロープウェイを利用するのが便利だ。車の場合、山頂駐車場(有料)もしくは中腹駐車場(無料)を利用する。中腹駐車場から山頂へは、ゆるやかな階段が続く遊歩道を約15分歩いて登るか、スロープカーに乗車すれば8分で到着する。ロープウェイ、スロープカーいずれもスタイリッシュなデザインで、途中の眺望も楽しめる。乗り物自体がアトラクションなので、ぜひ利用しよう。山頂には円柱のガラス張りの展望台があり、無料で入場できる。早速、らせん階段で屋上へ上がろう。
360度の大パノラマが圧巻
展望台の屋上からは、さえぎるもののない長崎の景色を一望できる。東シナ海に面した西側には五島列島、東側の眼下には長崎の市街地が広がり、南には遠くに軍艦島を望む。昼間は、きらびやかな夜とは違う雄大な景色を楽しみたい。天候の優れない日や風の強い日には、屋内の展望スペースから眺めるのもいい。実はこの稲佐山、戦前は陸軍の要塞地帯であり、地元民でも近づけなかったのだとか。1958年(昭和33)に山頂に立つテレビ塔からの放送が始まり、翌年にロープウェイが開通すると、徐々に観光地として知名度を上げていった。こうして眺望を楽しめるのも平和だからこそ。ぜひ北東方向にも目を向けて平和公園を探してみよう。
INASA TOP SQUAREでほっとひと息
展望台からの景色を満喫したら、INASA TOP SQUARE(いなさとっぷすくえあ)で休憩しよう。展望台の1階と屋外のコンテナに、2021年(令和3)夏にリニューアルオープンした「INASA BURGER(いなさばーがー)」と「INASA COFFEE(いなさこーひー)」がある。地元の食材を使用するこだわりのバーガーショップは、稲佐山レストラン「ITADAKI(いただき)」がプロデュース。晴れた日は屋外のテラスでいただくハンバーガーが格別だ。屋内のカフェで食べることもできる。カフェではオリジナルブレンドのコーヒーや、長崎県産温州ミカン100%のストレートジュース「長崎恋みかんジュース」がおすすめ。
子どもも楽しめる公園やミニ動物園
稲佐山の見どころは山頂だけではない。中腹駐車場を中心に広がる稲佐山公園にも押さえておきたいスポットが点在している。中腹駐車場から階段を1、2分登ったところに猿舎と鹿放牧場があり、無料で見学できる。駐車場の西側には遊具広場があり、大型遊具や滑り台が充実している。噴水広場や草スキー場でものびのびと過ごせるだろう。遊具広場の先の階段を上がって5分ほど進むと鉢巻山展望台に出る。山頂展望台とはひと味違う景色を楽しめるのでこちらもおすすめだ。一方、噴水広場の南に見えているステージは野外音楽堂。九州を代表する野外ライブ会場で、著名アーティストのコンサートやイベントがここで行われる。
スポット詳細
- 住所
- 長崎県長崎市稲佐町 地図
- エリア
- 長崎エリア
- 駐車場
- 有り
- 備考
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「INASAなび」のダウンロードはこちら
https://www.inasayama.com/inasanavi/ - コース1
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最短コース
福祉センター前バス停から火葬場の前の車道を登り登山道に入り、稲佐山公園駐車場を経由して山頂へ向かうルート。登山道入口付近には駐車場はない。ロープウェイの淵神社駅に最大14台駐車可能なスペースがある。山頂一帯は稲佐山公園として開かれ、車でもロープウェイでも気軽に登れる山。公園中心部から一歩離れると豊富な自然が残っており、立岩(権現岩)までの縦走路は山歩きの魅力を十分に感じることができる。 - コース2
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ローソク岩コース
立岩通り/立岩神社前バス停から住宅地の中を尾根伝いに進み、ローソク岩、公園駐車場を経由して稲佐山山頂に向かうコース。住宅地の階段を登るとすぐに大岩があり、その後も岩場が連続して続くコース。尾根道には目印のテープが取り付けられているため道に迷うことはない。ロッククライマーが練習に訪れるような岩山。
情報提供: ナビタイムジャパン