夜明茶屋
有明海の珍味をいろいろ味わえる食事処
ムツゴロウだけが珍味じゃない
福岡や佐賀、長崎、さらに熊本の各県に囲まれた有明海。干満差は6m以上と日本一で、引き潮の際、一面に広がる「干潟(ひがた)」は独特の光景をつくり出す。一方、水深は最大20mほどと浅く、流入河川が多いなどのさまざまな条件により魚介類にとって栄養豊かで、多彩な生態系をはぐくんでいる。そのおかげで有明海にしか生息しないムツゴロウをはじめ、筑後川と有明海だけに生息するイワシの仲間エツ、ムツゴロウと同じくハゼの仲間で顔つきの恐ろしさから「有明海のエイリアン」と呼ばれているワラスボ、舌ビラメに似た白身魚のクチゾコ、貝類のタイラギやウミタケなど、珍しい生き物の宝庫になっている。有明海沿岸の地域では、これらを使った地魚料理が昔から食べられてきた。
生きている珍しい魚介類を販売
そんな有明海の珍味を食べさせてくれるのが、川下りで有名な柳川にある夜明茶屋だ。創業は1890年(明治23)。もともとは小さな鮮魚店だったが、夜明けと同時に漁に出る漁師に大漁と安全を願い、酒を振る舞っていたことからいつしか「夜明茶屋」と呼ばれるようになった。その後、海鮮問屋に発展。現在は地元の市場から魚介を仕入れ販売する「鮮魚部」と、仕入れた海の幸を地元柳川ならではの調理法で提供する「食堂部」に分かれ、地元はもちろん、観光客の人気を呼んでいる。鮮魚部では、その日仕入れた鮮魚とともに地元で「ワケノシンノス」と呼ばれるイソギンチャクやムツゴロウ、ワラスボなど有明海の魚介が販売用に並べられていて興味を引く。スタッフに尋ねれば、食べ方や調理法を気さくに教えてくれるのでどんどん質問してみよう。
有明海の豊かさをお得な御膳で味わう
鮮魚部の奥には食堂部があり、鮮魚部で売られている魚介類をさばいて食べさせてくれるほか、さまざまな定食や御膳が用意されている。おすすめは有明海の幸を少しずつ食べられる「夜明茶屋御膳」だ。クチゾコの煮付けをメインに有明海産のワタリガニの塩茹で、コリコリした食感の生クラゲの酢の物、ムツゴロウの甘露煮、ワケノシンノスの味噌煮など、珍しいメニューが並ぶ。また、シャコの仲間のマジャクの唐揚げ、ムツゴロウやワラスボの刺身など、ここでしか味わえない料理も多く、有明海の豊かさを実感できるだろう。道向かいには自社製造の海産物の加工品を販売するお土産部があり、柳川名物の貝柱・海茸を使った粕漬けや海苔など定番品のほか、ムツゴロウラーメンや干しワラスボなどユニークなオリジナル商品を買える。
スポット詳細
- 住所
- 福岡県柳川市稲荷町94-1 地図
- エリア
- 久留米・柳川エリア
- 電話番号
- 0944735680
- 時間
-
[食堂部]11:00-15:00(L.O.14:30)/17:00-21:30(L.O.21:00)
[鮮魚部]9:00-21:00
[土産部]9:00-22:00
[お土産館]10:00-18:00 - 休業日
- 火、第2水
- 駐車場
- あり(20台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(QUICPay、iD、Apple Pay、PayPay、LINE Pay、d払い、auPAY、ALIPAY)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- ベジタリアンセレクション
- なし(特注対応は応相談)
- ハラル対応
- あり(料理酒、みりん等の使用については応相談)
- 英語メニュー
- なし
- 平均予算
-
【昼】1,001-3,000円
【夜】1,001-3,000円 - 滞在目安時間
- 30-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 外のテラス席のみ可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- Very fresh!
- また家族で行きました。きょうは運良くたいらぎの超新鮮な刺身をいただきました!有明海で取れた新鮮な魚介を客の好みに応じて調理してくれます。その都度、様々な魚や貝類が入っていて、期待以上のものに出会うことがあります。
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- 朝焼きうなぎがとっても美味しかった!\1月にふるさと納税でオーダーしたんですけど、これは美味しい!程よい脂にぷりっと締まりの良い身。白焼きもタレも良かった!ありがとう、柳川市!これからうなぎはここにしようと思いました。
- 朝焼きうなぎがとっても美味しかった!1月にふるさと納税でオーダーしたんですけど、これは美味しい!程よい脂にぷりっと締まりの良い身。白焼きもタレも良かった!ありがとう、柳川市!これからうなぎはここにしようと思いました。
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- 話のタネに
- 柳川名物、有明の海の幸が料理で食べられます。ワラスボとムツゴロウのお造りやクツゾコという舌平目の煮物など見た目はぎょッとしますが中々美味しいです。しかし最近ではワケノシンノスというイソギンチャクやメカジャと言われるミドリシャミセンガイが全く採れず環境悪化がここ一・二年で悪くなっていて悲しいです
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