斎宮跡歴史ロマン広場
のどかな風景に、祈りの姫が過ごした古代都市が眠る
緑の芝生や神秘の森、季節の花が広がる
松阪から伊勢へと向かう道中にある三重県明和町に、「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」として日本遺産に認定されている国史跡「斎宮跡」がある。かつてをしのぶ建物は残っていないが、いくつかの建物跡や、復元された道路・建物からありし日の姿を想像することができる。敷地内には美しい芝生や神秘的な雰囲気を漂わせる森が広がっており、春は桜や菜の花、夏はハナショウブ、秋はコスモスなど季節ごとに咲き誇る花を見て歩くだけでも気持ちが解き放たれるようだ。
歴史的価値のある史跡や発掘場所を見学
斎王制度は遥か昔の伝承時代にも存在したとされるが、確立したのは天武天皇の御代。以降、この地には伊勢への入り口として一大都市があったことが発掘調査から判明している。当時の上流貴族たちが使用したと考えられている緑釉陶器(りょくゆうとうき)などが6000点以上見つかっており、これは平城京、平安京に次ぐ規模だ。斎宮には女性である斎王に仕える官人たちも暮らしていたが、女性がおもに使う文字だったひらかなの書かれた墨書土器が多数出土していることから、女官が多く存在していたこともわかっている。現在、重要な史跡や発掘場所には案内板が設置されており、自由に見て回ることができる。
古代都市の姿がよくわかる復元模型も必見
発掘現場を見るだけでは華やかな古代都市を想像しにくい人もいるだろう。しかし、「斎宮跡」には屋外展示されている復元模型がいくつかあるため、当時の姿を想像しやすいのも魅力のひとつだ。さいくう平安の杜には、重要な儀式などを行っていた3つの建物を原寸で復元。また斎宮跡歴史ロマン広場には、奈良時代末期から平安時代初期にかけて造営された姿を10分の1に縮小した、全体模型を屋外展示。模型内に「斎宮歴史博物館」に相当する建物を配置するなど、古代都市の姿を現在の風景に照らし合わせるための工夫がされている。
ウォーキングやサイクリングの気分で巡ろう
「斎宮跡」は東西2km、南北700mにわたる137万平方メートルが史跡に指定されている。近鉄山田線斎宮駅を中心に散策をするのがおすすめだ。西端を流れる秡川(はらいがわ)は、斎王が斎宮に入る際に禊をしたと伝えられている川で、祓川沿いにある「斎宮歴史博物館」までは駅から徒歩15分ほどで到着できる。斎王の役割や、斎宮の発掘調査の成果などを学んでから史跡を巡ると、いっそう理解が深まるだろう。斎宮が最も栄えたといわれる平安時代を体感できる「いつきのみや歴史体験館」もぜひ訪れたいスポット。広大な敷地を効率良く巡るために、レンタサイクルを活用するのもいい。
スポット詳細
- 住所
- 三重県多気郡明和町斎宮 地図
- エリア
- 松阪・津エリア
- 電話番号
- 0596523890
- 時間
- 9:30-17:00
- 休業日
- 月(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 料金
- [入園料]無料
- 駐車場
- あり(30台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(MeiwaTownFree)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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