箱根登山鉄道株式会社
風光明媚な景色を走る登山電車
日本有数の本格的な登山鉄道
箱根登山鉄道は1919年(大正8)に開通した日本有数の本格的な登山鉄道。小田原から箱根湯本、強羅を結び、箱根湯本~強羅間は高低差445mの斜面をスイッチバックという方法で駆け上る。峡谷やアジサイ、紅葉など、多彩な車窓風景が展開し、交通手段としてだけではなく、箱根のひとつのアトラクションともいえる魅力をもっている。強羅や大涌谷を訪れるなら、片道は登山鉄道を利用してみたい。箱根湯本から強羅までは所要約40分。ちなみに年始に行われる箱根駅伝では、選手が通るたびに電車が停車することでもよく知られている。
名物のスイッチバックを体験
急こう配を上るための仕組みがスイッチバック方式。傾斜のある線路を上り、停車場でいったん停車。反対方向に進んでポイントを切り替え、上に向かう線路を進んでいく。これを繰り返し、ジグザグに山を登っていく。箱根湯本から乗ると、序盤に連続して3回のスイッチバックポイント(出山信号場、大平台駅、上大平台信号場)がある。停車場では運転士と車掌が前後を交代する様子も見られ興味深い。
季節ごとに異なる車窓の景色
箱根湯本駅を出ると、電車は急斜面をゆっくり上り、箱根の山のなかへと入っていく。山の木々が美しく、初めは写真撮影に夢中になってしまうはず。春は桜や新緑、夏はアジサイ、秋には紅葉、そして冬は雪景色が美しい。アジサイは宮ノ下周辺が最も株数が多く、見頃は6月中旬から7月下旬だ。紅葉が美しいのが塔ノ沢駅と大平台駅の間にある出山鉄橋周辺。登録有形文化財に認定されている鉄橋で、ここを真っ赤な車体の登山電車が走る風景は一見の価値ありだ。鉄橋は出山信号場でスイッチバックをするタイミングで撮影することができる。
箱根登山鉄道の歩み
もともと箱根湯本には馬車鉄道が走っていた。これを前身として整備されたのが現在の箱根登山鉄道だ。1919年(大正8)に箱根湯本~強羅間8.9kmの運転を開始。低賃金で運行していたため、箱根は大衆的な観光地へと変化していった。当時、登山鉄道設計の創案に参考とした鉄道は現在のレーティッシュ鉄道で、このときの縁がきっかけとなり、1979年(昭和54)に箱根登山鉄道はレーティッシュ鉄道と姉妹提携を結んでいる。強羅駅にはベルニナエクスプレスを模したフレームにレーティッシュ鉄道の写真が展示されており、記念撮影スポットにもなっている。
スポット詳細
- 住所
- 神奈川県足柄下郡箱根町・小田原市 地図
- 電話番号
- 0465326823
- 備考
-
※0465-32-6823(鉄道部)
※災害等の影響で運休している場合があります。
※最新の運行情報については、箱根ナビホームページをご確認ください。
情報提供: ナビタイムジャパン
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