歴史ロード維新ふるさとの道

通り

歩きながら明治維新や鹿児島の歴史を学べる歴史の道

散歩しながら、明治維新を牽引した大久保利通や西郷隆盛といった薩摩藩出身の偉人たちの足跡をたどることのできる歴史ロード「維新ふるさとの道」。約6分の道のりに、近代日本の歴史がギュッと詰まっている。

歴史ロード「維新ふるさとの道」の入り口(高麗橋側)} 歴史ロード「維新ふるさとの道」の入り口(高麗橋側)

大久保利通像の目線の先にある「維新ふるさとの道」の入り口

鹿児島の玄関口で、九州新幹線の終着駅となっている「鹿児島中央駅」から徒歩約8分。鹿児島市の中心部を流れる甲突川(こうつきがわ)沿いに、歴史ロード「維新ふるさとの道」がある。長さ約440mと、普通に歩けば6分程度の道のりだ。道沿いには、鹿児島の歴史を学べる「維新ふるさと館」や大久保利通の生い立ちの地、武家屋敷などが並ぶ。鹿児島中央駅桜島口(東口)を出て、駅を左に鹿児島市電の線路沿いをしばらく歩くと、高見橋が見えてくる。高見橋を渡り、左手に現れるのが大久保利通の銅像だ。大久保利通は薩摩藩に生まれ、倒幕と明治維新を牽引した偉人。まさに近代日本に欠かせない人物といえるだろう。そんな大久保利通像が見つめる先に視線を移すと、歴史ロード「維新ふるさとの道」の入り口(高見橋側)が見えてくる。

入り口(高見橋側)は、石積風の門柱をイメージしたゲートになっている} 入り口(高見橋側)は、石積風の門柱をイメージしたゲートになっている

入り口(高見橋側)から少し歩くと、太平洋戦争による空爆からの復興事業の収束を記念した「戦災復興記念碑」が現れる} 入り口(高見橋側)から少し歩くと、太平洋戦争による空爆からの復興事業の収束を記念した「戦災復興記念碑」が現れる

鹿児島の歴史を学べる「維新ふるさと館」

入り口(高見橋側)のゲートを越え、甲突川を右に「維新ふるさとの道」をしばらく歩いていくと、左手に現れるのが、歴史好きならぜひ訪れたいスポット「維新ふるさと館」だ。ここでは幕末の薩摩(鹿児島)の様子や維新を成し遂げた英雄たちのエピソードを学ぶことができる。たとえば、地下1階にある維新体感ホールでは、音と光、ロボットによる臨場感あふれるドラマが上演されている。上演ドラマのひとつ『維新への道』は日本の夜明けを描いた作品だ。等身大のロボットによるドラマを見ていると、さながら激動の幕末にタイムスリップしたかのような感覚を味わえるだろう。こちらでは、館内1階にある「維新ふるさとショップ」にもぜひ足を向けたい。店内では、桜島の火山灰で作られた鹿児島の偉人の記念像や鹿児島・屋久杉を使った箸などのオリジナルグッズのほか、明治維新に関する書籍、鹿児島の特産品などが販売されている。

維新ふるさと館のすぐ横には、「大久保利通生い立ちの地」がある} 維新ふるさと館のすぐ横には、「大久保利通生い立ちの地」がある

江戸時代後期の武士の営みを感じられる

「維新ふるさと館」を出て、南洲橋(なんしゅうばし)を越えると左に武家屋敷が見えてくる。鹿児島市加治屋町は、大久保利通や西郷隆盛が育った地。武家屋敷では、2人が暮らした江戸時代後期の下級武士の屋敷を再現している。加治屋町の武家屋敷は「二つ家(ふたつや)」と呼ばれる住居形態だった。2つの家には、客人をもてなすための「おもて」と家族が日常生活を送る「なかえ」があり、その2つの部屋がひと続きになっている。屋根は2つあるのに、家の中に入ってみると、部屋がつながっているのだ。武家屋敷では外から土間や囲炉裏端などの様子を見ることもでき、当時の武士の暮らしに思いを馳せることができるだろう。

武家屋敷の玄関、座敷、床の間など中の様子もうかがえる} 武家屋敷の玄関、座敷、床の間など中の様子もうかがえる

歴史ロード「維新ドラマの道」にも足を向けてみよう

せっかくなら歴史ロード「維新ふるさとの道」の先にある歴史ロード「維新ドラマの道」も散策しよう。「維新ドラマの道」には、大久保利通や西郷隆盛などの偉人や偉人たちが成し遂げた偉業を紹介する7つのモニュメントとシンボルゲートがある。このモニュメントの仕掛けとして、AR技術を駆使した「歴史ドラマAR」を視聴できる。各モニュメントの説明欄にある2次元コードを読み取り、アプリ「維新ドラマの道」をダウンロード。あとはアプリを起動して、カメラをモニュメントに向ければ、歴史ドラマARを視聴できる。手軽に鹿児島の偉人の歴史を学べるので、ぜひ体験してみよう。

存在感のあるモニュメントが道沿いに並ぶ} 存在感のあるモニュメントが道沿いに並ぶ

「維新ドラマの道」のシンボルゲート。逆側から見ると大久保利通の絵が現れる} 「維新ドラマの道」のシンボルゲート。逆側から見ると大久保利通の絵が現れる

スポット詳細

住所
鹿児島県鹿児島市加治屋町 map map 地図
電話番号
0992985111
時間
24時間
休業日
無休
料金
無料
駐車場
あり(観光交流センター:普通車15台)
※9:00-21:00 3時間以上の駐車はできません
備考
※電話番号は観光交流センター観光案内所へ繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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