吹屋ふるさと村郷土館
片山家の分家を郷土館として公開
吹屋を代表するベンガラの窯元片山家の総支配人が分家され、建てられた邸宅を「郷土館」として公開している。向かいにある「旧片山家住宅」(国の重要文化財)を本片山(ほんかたやま)と呼ぶのに対して、こちらは角片山(かどかたやま)と呼ばれるそうだ。1874年(明治7)頃から建設を企画し、本家の材木蔵の良材を使い、石州の宮大工を呼び寄せて1879年(明治12)に完成した。2階建て妻入の入母屋型。土台と外回りには栗の角材を使い、縁敷居は桜の巨材、書院回りは生漆とベンガラで塗り上げている。壁をびっしりと覆うベンガラ格子も1階はケヤキ、2階は杉で、精緻な印象の外観だ。木の部分はすべてベンガラのすす塗り。2階には6畳ほどの「隠し部屋」もある。角片山の隣には、やはり片山家の分家である中片山(なかかたやま)があり、角片山と同様2階建て妻入の入母屋型で、角片山と同じ宮大工が手がけたものだそうだ。
スポット詳細
- 住所
- 岡山県高梁市成羽町吹屋699 地図
- エリア
- 高梁・吹屋エリア
- 電話番号
- 0866292205
- 時間
- 10:00-17:00(12-3月は16:00まで)
- 休業日
- 12-3月の火-金(祝日は営業)、12/29-1/3
- 料金
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【郷土館・旧片山(2館)入館料】
[大人]500円
[小人]250円 - 駐車場
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なし
※吹屋ふるさと村駐車場利用(2箇所有り)
情報提供: ナビタイムジャパン