最上川美術館

美術館

最上川を現場で描き続けた洋画家の作品

最上郡戸沢村出身の洋画家、真下慶治(ましもけいじ)は生涯にわたり最上川の情景を描き続けた。2000点近くの作品のうち約200点が収蔵、展示されているのが「最上川美術館」だ。

自然採光を取り入れた常設展示室} 自然採光を取り入れた常設展示室

景観にとけ込むデザインの美術館

JR村山駅から車で約15分、山形県の母なる川・最上川を眼下に望む高台に位置する「最上川美術館」。村山市市政50周年記念事業で「真下慶治記念美術館」として2004年(平成16)に開館。2016年(平成28)には、最上川や山形県にゆかりのある作品をより幅広く展示することを目的に「最上川美術館」に改称した。村山市出身の建築家・高宮眞介(たかみやしんすけ)氏が設計を手がけ、なだらかな丘陵と杉林を背景に、地元産の杉材や楯山石を使った建物は周囲の景観と調和している。また山形の景観美を発信する「やまがた景観物語」のおすすめビューポイントにも選ばれており、学習室やテラスからは田園風景に囲まれた最上川の絶景を眺めることができる。

村山市産の楯山石を使用したテラス} 村山市産の楯山石を使用したテラス

学習室の椅子に座り画家が描いた風景を眺めよう} 学習室の椅子に座り画家が描いた風景を眺めよう

現場主義を貫き、最上川の虜になった真下慶治

真下慶治は、生涯にわたって2000点近くの作品を残し、現場で描くことにこだわった。冬の最上川の情景を好み、どんなに厳寒のなかでも作品を描いたという。「最上川美術館」には真下慶治の貴重な作品が約200点収蔵されている。常設展示室には最上川を描いた大きな作品が常時15~20点ほど展示されており、年に5回程度展示替えが行われる。また木のぬくもりあふれる企画展示室では、山形県や最上川にゆかりのある作品を1~2か月ごとに展示する。学習室は喫茶コーナーを兼ねており、コーヒーやジュースを注文できる。絵画鑑賞をしたあとは、最上川を眺めながらゆっくりとした時間を過ごしてみては。また地域に根差した美術館として、ワークショップや子ども向け絵画教室なども開催されている。イベント情報はウェブサイトからチェックしよう。

周辺の自然に配慮した建物。建築に興味をもつ人も多く訪れる} 周辺の自然に配慮した建物。建築に興味をもつ人も多く訪れる

ガラスで仕切られたエントランス} ガラスで仕切られたエントランス

絵画とともに豊かな自然を満喫

美術館では目の前に広がる景色も見どころだ。満開の桜、新緑、紅葉、積雪など、四季折々に変化する自然風景を楽しむことができる。また美術館が位置する村山市は、自然を堪能できるスポットが充実。真下慶治が愛した最上川をより満喫するなら「最上川三難所舟下り」もおすすめだ。大自然に囲まれたドーム型のグランピング施設「yamagata glam」も話題のスポット。また日本有数の規模を誇るバラ園「東沢バラ公園」には県内外から多くの人が訪れる。美術館巡りをしたいなら、北方探検家、最上徳内(もがみとくない)を顕彰する「最上徳内記念館」もおすすめだ。

テラスから雄大な最上川を眺めることができる} テラスから雄大な最上川を眺めることができる

スポット詳細

住所
山形県村山市大字大淀1084-1 map map 地図
エリア
村山エリア
電話番号
0237523195
時間
9:00-17:00(最終入館16:30)
休業日
水、年末年始、その他展示替えに伴う臨時休館あり
料金
[入館料]300円、高校生以下無料
駐車場
あり(30台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり(MURAYAMA-FREESPOT)
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

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