道の駅寒河江 チェリーランド

レストランや山形県おみやげセンターがある「チェリーランドさがえ」

山形県のほぼ中央に位置するサクランボのテーマパーク

寒河江ICから車で約10分の国道112号沿いにある道の駅寒河江。敷地内にあるチェリーランドさがえ、さくらんぼ会館、トルコ館などを総称して「チェリーランド」の愛称で親しまれ、その名のとおりサクランボのテーマパークとなっている。サクランボのシーズンになると、河川敷公園も含めて1000台もある駐車スペースが埋まってしまうこともあるほどの人気ぶり。サクランボのみならず、県内各地の特産品や工芸品もそろっている。山形県のほぼ中央に位置し、東に蔵王、西に月山が一望できる眺めの良さも自慢のひとつ。

「おみやげセンター」では県内各地の名産品や地域の農産物も販売されている

トルコより伝わったサクランボ

チェリーランドは寒河江市の魅力をPRするための発信拠点として1992年(平成4)にグランドオープン、その翌年に道の駅として登録された。敷地内で異彩を放っているのが「トルコ館」。サクランボ発祥の地はトルコ共和国ギレスン市。サクランボが寒河江市に伝わり一大産地となったことで、友好親善を深めることを目的として1988年(昭和63)にギレスン市と姉妹都市締結。そのつながりから、トルコ共和国の情報発信の場として建設された。また、さくらんぼ会館にはサクランボの歴史や栽培方法に関する資料が多数展示されている。

山形県産のサクランボを使用したお菓子はお土産にぴったり

地元食材を生かしたスイーツやカフェが充実

チェリーランド内には木造建築の本格的な茶室「臨川亭」や河川敷公園などもあるが、なかでも人気なのがさくらんぼ会館で販売されている手作りアイス。サクランボやラ・フランス、お米の「つや姫」などの地元の素材を生かしたアイスが並んでおり、季節限定の味もあってリピーターも多い。2021年(令和3)には「cherry cafe chouchou (チェリーカフェ シュシュ)」がオープン。道の駅というイメージからは想像できないおしゃれなカフェで、「さくらんぼパフェ」やフルーツサンドを楽しめる。Wi-Fiや電源コンセントも完備する。

さくらんぼ会館内にあるJA手づくりアイス(1色盛り250円、2色盛り300円)を求めて長蛇の列になることも

「cherry cafe chouchou」新鮮な旬の果物を使ったフルーツサンドを提供。キウイ、チョコバナナ、ミックスの3種はテイクアウトもできる

チェリーランドさがえ内にあるレストラン。人気の五目ラーメンや山形牛を使ったメニューなどバリエーション豊富

市内の寺社やパワースポットを巡る

寒河江市には有名な寺社やパワースポットが点在している。道の駅から南へ進んだ西寒河江駅近くには「寒河江八幡宮」があり、安産や子宝のパワースポットとして有名。1191年(建久2)に創建されたとされる神社で、本殿の裏手を進むと八幡公園があり、桜の名所としても知られている。また、北に進むと国指定の史跡「瑞宝山 本山慈恩寺(ずいほうざんほんざんじおんじ)」がある。2021年(令和3)に慈恩寺の総合案内施設「慈恩寺テラス」が完成し、展示コーナーで歴史に触れることができる。テラス内には寺そば、寺カフェがあり、名物「肉そば」を中心に、地域こだわりの味を楽しめる。