佐川地質館
「地質のメッカ」佐川盆地で地球46億年の歴史が学べるミュージアム
石好きにはたまらない化石の楽園
高知駅から車で約45分、JRで1時間ほど、高知市から西へ30km足らずのところにある古くからの文教都市、佐川町。藩政時代に山内家の筆頭家老・深尾氏が城下町として築き上げ、田中光顕や牧野富太郎など、多くの文教人を輩出した町。この町を中心とした佐川盆地は、明治時代にこの地を訪れたドイツの地質学者エドムント・ナウマンによって地質学上重要な地域として世界に紹介されたことから、「日本の地質学発祥の地」ともいわれる地質学の先進スポットだ。日本列島の生い立ちを探るうえで極めて重要な地質構造をもつ地域として、古くから研究が進められてきた。小さな町には古生代から中生代の地層が広く分布しており、各地質時代の代表的な化石が多数見つかっている。この地質館では地元で見つかった恐竜の卵の化石、マンモスの牙の化石、珍しい鉱石なども数多く展示されていて見ごたえがある。
生きている化石カブトガニ、古代魚アロワナ
立体映像室には水槽があり、カクレクマノミなどの熱帯魚のほか、生きている化石として知られるカブトガニやアロワナが飼育されている。アロワナは約1億5000万年前、恐竜時代の中期ジュラ紀から姿をほぼ変えずに存在している古代魚で、淡水魚のなかでも大型の部類。肉食だが泳ぐスピードは遅く、性質も穏やかといわれる。骨のある舌を持ち、口蓋と舌で獲物を挟んで食べるのが特徴だ。カブトガニはジュラ紀よりもさらに時代をさかのぼった約2億年前の二畳紀(ペルム紀)から存在しているとされる。活動が活発になるのは水温が18℃以上になる6月中旬から9月いっぱいで、残りの9か月間は冬眠することが知られている。
すぐ近くには「佐川ナウマンカルスト」
日本列島を分断する大きな溝「フォッサマグナ」や「ナウマン象」の化石を研究したことで知られるエドムント・ナウマン博士は、明治時代に2度佐川を訪れている。1986年(昭和61)には博士の来町100周年を記念して、山林だった場所を切り開き自然公園が整備された。約2万平方メートルの山肌に、羊の群れのように広がる石灰岩。その谷間に高さ5.5mの巨大なナウマン象のオブジェが置かれている。SF世界のような風景を楽しめる「映えスポット」として人気が広がりつつある穴場観光地だ。佐川地質館からは車で4分ほど、佐川駅からは徒歩10分くらいで、町なかから歩いて見に行けるカルストは全国的にも珍しい。
スポット詳細
- 住所
- 高知県高岡郡佐川町甲360 地図
- エリア
- 仁淀川周辺エリア
- 電話番号
- 0889225500
- 時間
- 9:00-17:00(最終入館16:30)
- 休業日
- 月(祝の場合は翌日)、年末年始(12/29-1/3)
- 料金
-
【入館料】
[大人]300円
[小・中・高校生]100円
【団体(20名以上)】
[大人]240円
[小・中・高校生]80円
※龍馬パスポートによる割引等あり
※高齢者無料
※他条件により異なる - 駐車場
- あり(30台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(Sakawa_geology_museum)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可(おむつ替えシート1台、車椅子も利用可能の洋式トイレに設置)
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
-
- じっくりと地球の誕生から学べる
- 今から45億年前の地球の誕生から現在までの壮大なスケールでの旅が2時間余りで体験できました。各地質時代の代表的な化石、特に佐川町から見つかった化石が多数展示されています。また、恐竜の卵の化石やマンモスの牙の化石などもあり、興味深深でした。
-
- なるほどなあと感心
- 入ってすぐに、動く巨大な恐竜。センサーに反応してダイナミックに動くので、ちょっとテンションが上がります。奥の展示では一つだった大陸がプレートテクトニクスで分断されていく様子をデモンストレーションする器具があって、これは面白い。なるほどなあと感心しながら拝見しました。
-
- 動く恐竜が見られますよ
- 建物、入口すぐのところに動く恐竜がおいてあります高さは三メートル位、センサーで人を感知して、上体と口を動かします他に、地球の大陸の成り立ちを三億五千年前からの動きで見せる巨大なスクリーンのような仕掛けも後は、化石や地質等の標本多数一度は見る価値あるかも
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見る