秋川渓谷

渓谷

都心から約60分の大自然でアウトドアを楽しむ

東京都と山梨県との境にそびえる三頭山(みとうさん)に源を発する秋川は、多摩川の支流のなかで最大の川。キャンプやBBQ、川遊びや渓流釣り、ハイキングなど、さまざまな楽しみ方ができる。

長さ96mの赤い吊り橋「石舟橋」は、秋川渓谷を代表する風景のひとつ} 長さ96mの赤い吊り橋「石舟橋」は、秋川渓谷を代表する風景のひとつ

秋川渓谷といえば、まずはBBQ!

多摩地域の西部を流れる秋川のうち、檜原村(ひのはらむら)からあきる野市の網代橋付近までの約20kmを、秋川渓谷と呼ぶ。渓谷の入り口にあたるJR五日市線の終点、武蔵五日市駅から徒歩約8分。秋川橋を渡った対岸の広い河原が、あきる野市観光協会直営の「秋川橋河川公園バーベキューランド」だ。薪や鉄板など調理道具はすべてレンタルなので(道具の持ち込みは不可)、BBQ初心者でも気軽に利用できる。

休日には大勢の人で賑わう「秋川橋河川公園バーベキューランド」} 休日には大勢の人で賑わう「秋川橋河川公園バーベキューランド」

秋川橋から2kmほど下流に「サンドイッチ岩」という岩場がある。1500万年前に堆積した地層が地殻変動により垂直に直立したもので、泥岩と砂岩の浸食の差で具を挟んだパンのように見えることからその名で呼ばれている。「日本の奇岩百景」にも選ばれている珍しい岩なので、ぜひ足を延ばしてみたい。

渓谷のシンボル、石舟橋から秋川を見下ろす

秋川渓谷でいちばんの名所が石舟橋(いしぶねばし)。秋川がUの字に曲がっているところに架かる長さ96mの赤い吊り橋で、秋川を代表する景色となっている。武蔵五日市駅から檜原街道を約4km、路線バスなら「十里木」で下車する。橋の少し下流に、船の舳先のような形をした岩がいくつかあり、地元では古くから石舟と呼ばれてきた。

石舟と呼ばれる岩盤が荒々しい瀬を形成して急流になっている} 石舟と呼ばれる岩盤が荒々しい瀬を形成して急流になっている

橋のたもとから、川原へ下りてみよう。夏なら緑の木陰がすがすがしく、川の水が冷たくて心地良い。石舟の先にある広い河原には「十里木ランド」があり、夏の休日はBBQを楽しむ人々でいっぱいになる。石舟橋を渡って森のなかの遊歩道を進むと、美肌の湯として知られる「秋川渓谷 瀬音の湯(せおとのゆ)」に至る。日帰り温泉やレストランのほか、地元の野菜と特産品の直売所、無料の足湯もあるので立ち寄ってみたい。

石舟橋の上流は浅瀬になっているので、子どもの川遊びに最適} 石舟橋の上流は浅瀬になっているので、子どもの川遊びに最適

BBQのほか、川遊びや渓流釣りも楽しめる「十里木ランド」} BBQのほか、川遊びや渓流釣りも楽しめる「十里木ランド」

四季折々の美しさに触れながら散策を楽しむ

石舟橋へは、マイカーやバスのほかに、秋川渓谷に沿って歩いてくる人も多い。初夏なら新緑を、秋なら紅葉を観賞しながら、武蔵五日市駅から石舟橋まで約2時間ほどのハイキングを楽しめる。途中には、春の桜スポットとして有名な小庄の桜並木もある。必見は堂々たる風格を漂わせる広徳寺。1373年(応安6)の創建で、室町時代の総門や江戸時代の重厚な山門が印象的だ。境内には都指定天然記念物のカヤとタラヨウがしげっている。石舟橋は、東京都・山梨県・長野県・埼玉県にまたがる秩父多摩甲斐国立公園の入り口にあたり、ここから東西約70kmもの広大な大自然が始まる。さらに渓谷を奥へと歩いたり、近隣の山に登って展望を楽しむのもいいだろう。

石舟橋から渓谷に沿って、緑豊かな遊歩道が続いている} 石舟橋から渓谷に沿って、緑豊かな遊歩道が続いている

スポット詳細

住所
東京都あきる野市内 map map 地図
電話番号
0425951135
時間
終日
休業日
無休
料金
無料
駐車場
あり(20台)
備考
※電話番号はあきる野市観光まちづくり推進課へ繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました