阿岸本誓寺
全国でも珍しい茅葺き屋根の大本堂とアギシコギクザクラ
正確な創建年は不祥だが、現在の寺号に改称したのは1268年(文永5)と伝えられる。総ケヤキ造の山門をくぐると、正面奥に茅葺き屋根の本堂が威容を構える。1792年(寛政4)に再建立され、真宗大谷派の寺院としては能登で最も古く、大きい本堂だ。2020年(令和2)10月に葺き替えられた茅葺き屋根を間近で見上げると、事前に考えていたよりも高く、急勾配で、迫力を感じる。茅はすみずみまできれいに刈り整えられていて、端正なたたずまいだ。岩手県の正法寺本堂、山形県の出羽三山神社三神合祭殿と並ぶ「日本三大茅葺き屋根」にも数えられる。一方、境内に目を向けると、4月下旬の見頃を迎えていたアギシコギクザクラが、輝く星々のように、可憐な白い花を枝葉に数多く咲かせていた。アギシコギクザクラは山桜の一種で、開花初期は薄紅色、満開を迎えると淡雪色と変化する点が特徴だ。1つの花につき170~200枚の花びらをつける。石川県指定文化財(天然記念物)になっており、見頃を迎える時期には、季節の便りとして地元の新聞に必ず満開が報じられる名花となっている。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 行き方間違いました・・・
- 石川県輪島市門前町にある浄土真宗大谷派の寺院。日本3大茅葺き屋根と称される素敵な屋根が見たくて訪問したんですが、どうやら寺の裏側に車で行ってしまったらしく、その裏側は工事中で中に入れませんでした。多分、手前にある誓順寺側から阿岸本誓寺へ向かえば寺の正面に行けて素敵な屋根を見れたんでしょうね。しくじりました。 みなさんはぜひ表側から行ってくださいね。
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- 枝垂桜
- 今回は、少々遅れてし毎日いましたが、境内の枝垂桜の大木がすばらしい!でも、それにも増して、茅葺屋根の本堂の素晴らしさは、コケに覆われた、石段にピッタリの、荘厳さです。
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- 真宗王国北陸の浄土真宗寺院
- のどかな田園風景のなかに能登で最古最大の浄土真宗の寺院があります。三門を抜けると大きな茅葺の本堂です。近くの総持寺祖院は、観光客も立ち寄りますが、ここには観光客はいません。地元の信仰によって支えられた寺院です。五木寛之の「百寺巡礼」で紹介されなければ、行くこともなかったと思います。これだけの大きな茅葺の本堂は、少なく、堂々ととした構えをしています。
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