エンマ台(エンマ台展望台)
展望台/展望地
現世で見られる地獄絵図。山々の眺望には心打たれる
みくりが池温泉を過ぎた先にあり、その名のとおり、閻魔(えんま)大王が地獄谷を見下ろしているかのような展望台だ。灰白色の山肌、噴煙が吹き上げる荒涼とした景色は、まさに地獄そのもの。以前は地獄谷を散策することもできたが、人体に有害な火山性ガスが影響で通行止めとなり、この場所でしか見られない。風向きによって火山性ガスの濃度が高まるため、近くにある火山ガス情報ステーションで危険度を表示している。展望台の正面には、雄山山頂の西側にある山崎カール(圏谷[けんこく])があり、その谷状の地形は氷河の浸食によってできたものだ。1905年(明治38年)に地理学者の山崎直方が日本で初めて発見し、日本に氷河時代が存在したことを証明した。展望台から見える地獄谷、山崎カール、大日連山(奥大日岳、中大日岳、大日岳など)、立山三山(雄山、大汝山、富士ノ折立)が季節ごとに表情を変え、いつ訪れても新しい発見がある。
スポット詳細
- 住所
- 富山県中新川郡立山町芦峅寺
- エリア
- 立山エリア
- 電話番号
- 0764621001
情報提供: ナビタイムジャパン