NFT鳴門美術館
アート作品のNFT化と発展を目指す日本初の美術館
5つの趣が異なる展示を中心とした美術館
鳴門市の東側に位置する妙見山(みょうけんさん)は、かつて徳島に存在した「阿波九城(あわくじょう)」のひとつ、撫養城(むやじょう)のあった小高い山である。現在は「妙見山公園」として整備されており、山頂付近の無料駐車場まで車で行くことが可能だ。その一角にあるNFT鳴門美術館は、2022年(令和4)3月1日にリニューアルオープンしたばかりの新しいミュージアムである。現在は5つの趣の異なるアート展示を中心に展開。1階ホールのメインは、現代美術家のヒロ・ヤマガタが希少な2台の旧車に南国の動植物を描いた有名な作品だ。その奥にある特別会場では、AIが描いた絵画による「DEEP ART展」を開催している。固定観念や知覚、身体的に限界のないAIが『動物の椅子』を自動で描き出す様子は一見の価値あり。40点の作品はすべてNFT化されており、所有したい場合は購入することもできる。
ヒロ・ヤマガタによる『EARTHLY PARADISE』シリーズ
ここでしか見ることができない貴重な作品
2階へ進んだ先の大きな空間には、2021年(令和3)に公開され、大ヒットした細田守監督の映画『竜とそばかすの姫』のために、ANREALAGE(アンリアレイジ)が手がけた衣装11点と、NFT作品『ANREALAGE ✕ BELLE LOOK』が展示されている。すべてNFT鳴門美術館が所蔵しており、ここでしか見ることができない。主人公ベルが仮想世界「U」で身にまとうドレスをイメージした作品は、三角形のポリゴン状パッチワークで構成。カメラのフラッシュに反応し、写真で見ると色が変化する斬新なものもある。「メタバース」で開催されたファッションショーの映像も流れており、二次元と三次元との確かな融合を感じることができるだろう。その隣の空間では、ヒロ・ヤマガタのコレクションを展示。読売ジャイアンツ終身名誉監督、長嶋茂雄氏の特大サイズの似顔絵など、貴重な原画の数々は見ごたえ抜群である。
ANREALAGEによる美しい衣装とNFT作品が一堂に会する
ガラス工芸や白色磁器の名品なども展示
リニューアル以前のNFT鳴門美術館は、鳴門ガレの森美術館という名前のミュージアムで、アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家、エミール・ガレの作品を中心に展示していた。そのため、現在も1室だけだが、厳選された彼の作品を鑑賞することができる。また、ヨーロッパで初めて白色磁器の制作に成功したドイツの名窯(めいよう)マイセンのアンティークやチタンアーティストである与吉(よきち)の作品なども飾られているほか、ゲーム要素が盛り込まれたNFTプロジェクト『Singularity 0 Universe(シンギュラリティー ゼロ ユニヴァース)』の展示も実施。2階のカフェスペースでは、医療機関が監修した無添加の機能食「メディグル弁当」を販売しており、鳴門の美しい景色を見ながら食べることができる。さまざまなアートについて談笑するにはぴったりの空間だ。
※NFT……Non-Fungible Tokenの略で、偽造不可な鑑定書および所有証明書が付いた唯一無二のデジタルデータのこと。暗号資産と同じくブロックチェーン上で発行・取引されるため、大きな資産価値が生まれている。
スポット詳細
- 住所
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徳島県鳴門市撫養町林崎北殿町149
地図
- エリア
- 鳴門海峡周辺エリア
- 電話番号
- 0886844445
- 時間
- 10:00-16:30
- 休業日
- 木、年末年始
- 料金
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【入館料】
[大人]800円
[学生]500円 - 駐車場
- あり(400台)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(NFT naruto)
- コンセント口
- あり
- 喫煙
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 最も残念な場所
- 徳島ラーメン いのたに へ行ったついでに散策。入場料1人800円だったが、展示は少なく、蒸し暑いのにエアコンは効いておらず窓が開いていた。駐車場への道中も草が刈られていない。今まで訪れた観光資源では間違いなくワースト1でしょう。
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- 運営者の姿勢が疑われます
- ガラス工芸が好きなので、るるぶの案内を見て、期待していきました。部屋と展示ケース共に、本来点灯されているべきだと思うようなところも、照明設備がるにも関わらず、消されていました。また、映像のコーナーも、『ご希望の方は、受付まで』と、表示されて消されていました。(受付までは階段を下りていかなければならず、わざわざ言いに行く気にはなれませんでした。)作品自体は、非常に貴重なものであるだろうと思われ...
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- ガレの作品は愛らしい
- 空海美術館の名前がありますが、ガレの作品のみしかありません。ガレの作品は珍しいため、ランプなどをゆっくり見ることができました。
TripAdvisorクチコミ評価
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