生地中橋
世界でも珍しい! 船が通るたびに回転する橋
日本初の可動橋
生地中橋は、黒部市生地の黒部漁港の入り口にあり、漁港の北と南をつないでいる。日本初の旋回式可動橋ということから観光名所のひとつになっている。昭和期に黒部漁港の拡張にともない、動力昇降式可動橋が架けられ、現在は橋の片側を軸として回転する片持ち式旋回式可動橋に架け替えられた。橋長は38.4m、幅員7m、重さ307tで、国内では天橋立(あまのはしだて)、世界ではスエズ運河に架かる世界一の旋回橋・エル・フェルダン鉄道橋(エジプト)が有名である。
生活道路が回転していく
普段は何の変哲もない橋で、生活道路として利用されている。しかし、ひとたび漁船が通ることになると、橋の前後の遮断機が降り、車も歩行者も立ち止まる。すると、橋がゆっくりと動き出し、川をさえぎっていた橋が回転していく。油圧シリンダー2本で、307tの橋体を軽々と持ち上げ、2本の旋回シリンダーで78度回る。間もなく漁船が通り過ぎると、橋は10分ほどで元の位置へと戻っていく。
24時間体制で対応
橋の操作は、橋のたもとにある操作管理室から行っており、両岸を結ぶ橋の下をくぐることができない漁船の出入りに24時間体制で対応している。漁船が事前に管理操作室に電話すると、管理人が橋の両側20m手前の警告灯の赤ランプを点灯させ、これから橋が回転することを知らせる。安全が確認できたところで遮断機を下ろし、橋を回転させるスイッチを押すだけだ。ただ、タイミングを間違えれば、大事故にもつながりかねないので気の抜けない仕事でもある。
橋が回転するのは1日7-30回
現在、黒部港には約60隻の漁船が所属しているが、橋の下を通過できない大型の船が約10隻あり、1日に7-30回は橋が回転している。大型漁船の航行は、深夜から早朝にかけて多く、地元住民でも回っているのを見たことがないという人もいる。また、この橋に隣接して歩行者用の海底トンネルがあるので、橋が動いていても歩行者は通行することができる。2006年(平成18)、未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選に選定された。
スポット詳細
- 住所
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富山県黒部市生地四十物町
地図
- エリア
- 黒部・朝日エリア
- 電話番号
- 0765570101
- 駐車場
- なし
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 備考
- ※電話番号はくろべ漁協協同組合に繋がります。
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 黒部市内散策
- 黒部市内散策にて黒部漁港から海に繋がる川にある橋です。船が通る時に旋回して通れる橋になっている珍しい橋です○
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- 地図を見ながら
- 案内所でもらった地図を見ながら名水巡りをしました。説明がなかったら通りすごしていたと思います。橋の原型考案者はレオナルド・ダビンチと言われていますとパンフレットに書いてありました。
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- 見かけは普通
- 生地名水めぐりをしていると、ルート上に出現するので、自然に巡り会える。見た目は、至って普通の小さな橋。これが、跳ね上がって船を通すんですね~~~?つか、橋の構造を観察すると、本当に可動式で、でも、何㌧もの車を(普段は)通すので、継ぎ目に隙間もなく、がっしりしている、船が通って本当に跳ね上がるか、しばらく待っていたが、見られなかった。残念。
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