回進堂

岩手県民が熱愛する伝統銘菓！年間750万本も売れる絶品羊羹

看板商品の「黒煉(くろねり)」。お土産には長持ちする完全包装がおすすめ

岩手で羊羹といえば回進堂といわれるほどの名店。回進堂なのに「岩谷堂(いわやどう)羊羹」という名前は少しややこしいが、江戸時代に伊達藩・岩谷堂城主の保護奨励により城の名前を付けるのを許されて命名されたそう。約300年続く岩手伝統銘菓だ。百貨店やサービスエリアなど多くの場所で販売されているが、いろいろな味を試してみたいなら工場併設の本店に足を運ぶのがいいだろう。北海道産のあずきを使い、高温で焦げないように練り込んでいくと漆黒の美しいツヤの羊羹に仕上がる。この絶妙な練り具合とあずきの餡のおいしさを最大限引き出す昔ながらの製法、職人の熟練の技で作られるのが「本煉(ほんねり)」特型1512円。回進堂を代表する「黒煉」特型1512円は、黒糖の甘さと風味がくせになる。沖縄県波照間島(はてるまじま)で黒煉専用の黒糖を作っているというこだわりようだ。クルミやごまのほか、本店でしか買えない大粒の栗が入った粒栗やブルーベリーといった変わり種も。そのまま食べられるひと口サイズから特型までサイズのバリエーションも豊富で、人へのお土産や自分用にたくさん買い込んでしまいそう。

竹の皮で直接包み、熟成・乾燥させた本竹皮包「本煉」特型3240円。表面が白く砂糖に戻っていて、昔ながらの羊羹の味わいがある