道の駅のだ
駅併設の珍しい道の駅。甘さと塩味の絶妙な名物「のだ塩ソフト」
日本一の山ブドウと伝統製法の「のだ塩」
「道の駅のだ」がある野田村の2大特産品といえば、山ブドウと塩。山ブドウは、2018年(平成30)に生産量日本一に輝いたこともあるという。自生する山ブドウのなかから厳選した系統をさし木で栽培しているため、自然の味をそのままに糖度が高い。さらに、鉄分が多く滋養強壮や貧血防止、疲労回復などに効果があるといわれる。古くからこの地域では産前産後の女性が搾り汁を飲んでいたというパワーフルーツだ。「観光物産館ぱあぷる」では、ワインやジュース、ピューレなどの加工品が多数販売されている。この物産館やレストランに使われている「ぱあぷる」の名の由来は、野田村の十府ヶ浦(とふがうら)海岸から。三陸復興国立公園の一角にあり、断崖が多い三陸海岸では珍しく3.5kmも続く小豆砂(あずきすな)に覆われた美しい砂浜。小豆砂の特徴的な赤紫色により「朝日を浴びた十府ヶ浦海岸は紫色に輝く」といわれたらしく、そこから紫色=ぱあぷると名付けられた。
「のだ塩」を使った商品がめじろ押し
もう1つの特産品「のだ塩」は、野田港から地下海水を汲み上げ、4日間かけてゆっくりと煮詰めて作られる。海水が蒸発したら継ぎ足すという作業を繰り返すのだ。この伝統の「直煮(じきに)製塩」で作られる「のだ塩」は、ミネラルをたっぷり含み、まろやかでやさしい塩味が特徴。「観光物産館ぱあぷる」では、塩、粗塩、白銀(はくぎん)塩、燻製塩とさまざまなタイプの「のだ塩」を取り扱っている。おにぎりや天ぷらなら白銀塩、焼き肉やステーキには粗塩を使うと料理の味をグッと上げてくれるという。そして、行列が絶えないほど人気なのが「のだ塩ソフト」。洋野町の大野ミルクと「のだ塩」を使ったソフトクリームはミルクの味が濃厚で、塩味が甘さをひき立たせてくれる。スタッフいち押しの、「のだ塩サイダー」に「のだ塩ソフト」が入った「のだ塩サイダーフロート」350円は、両方のおいしさを楽しめてお得。
地元のお母さんたちが運営するレストラン
「のだ塩」のうまさをダイレクトに感じたいなら、観光物産館の2階にある「レストランぱあぷる」の「のだ塩ラーメン」600円がおすすめだ。わかめにメンマ、チャーシュー、ネギが載ったシンプルな細ちぢれ麺のラーメンだが、「のだ塩」のスープはうまみが強く、つい最後まで飲み干してしまう。殻付きほたてやウニなどの入った「ぱあぷるラーメン」1200円は、三陸の魚介エキスの溶け出したスープがおいしい。「のだ塩」を練り込み熟成させた麺「のだ塩らーめん」(2食入り330円、3食入り480円)も観光物産館にて自宅用に販売している。陸中野田駅のホーム側の席は、北リアス線の発着を眺めながら食事ができる絶好のトレインビュースポット。ただし北リアス線が運行するのは、日中でも上下線あわせて1時間に1~2本。11時台の列車はないので、必ず見たいなら時刻表をチェックしてから出かけよう。
自然豊かな野田村の山と海の幸が大集合!
野田村は、日本で唯一のバラ輝石(ロードナイト)の採掘地。野田産バラ輝石はマリンローズと呼ばれ、幸運を呼ぶパワーストーンとして知られている。このマリンローズのジュエリーや採掘鉱山内で貯蔵・熟成された「山葡萄ワイン」、「のだ塩」のロールケーキ「シュロー」など、「観光物産館ぱあぷる」に並ぶ特産品はバラエティ豊かで何をお土産にするか迷ってしまうほど。小腹がすいたら、地元の新鮮野菜などを販売する「産直ぱあぷる」でニンニク味噌の利いた「豆腐田楽」やクルミ味噌の餅を焼いた「串餅」を買い、駅待合室のベンチに腰掛けて食べるのもいい。せっかくなら道向かいの「お魚センター」にも立ち寄ってほしい。三陸で水揚げされた新鮮な魚介類を目当てに、観光客のみならず地元客も足を運ぶ人気施設だ。人口約4000人の野田村だが、山や海の恵みをいっぱいに受けた豊かさを「道の駅のだ」で感じることができるだろう。
スポット詳細
- 住所
- 岩手県九戸郡野田村大字野田31-31-1 地図
- エリア
- 三陸海岸エリア
- 電話番号
- 0194784171
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- あり
- 喫煙
- 可(ソフトクリーム販売所脇喫煙所のみ)
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可(2Fレストランは階段のみ)
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 名産の塩を使った「のだ塩ソフトクリーム」
- 陸中野田駅の駅舎と一体化した道の駅。土産物店、地域で収穫された農産物の販売所、レストランなどが入っている。野田村では昔から直煮製塩という方法で塩が作られているということで、製塩作業を表現したジオラマやパネル説明があり、その塩を使った商品も販売している。中でもオススメは「のだ塩ソフトクリーム」。ほのかに塩味が効いており、汗をかく夏にはピッタリの味わいである。
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- 三陸鉄道陸中野田駅と併設の道の駅
- 国道45号線沿いにあり、三陸鉄道・陸中野田駅に隣接して設置された道の駅です。施設は三陸鉄道の駅、観光物産館(お土産売り場)、産直市場、レストランが併設していましたが、まだ早い時間だったためレストランは準備中でした。事務室では三陸鉄道の切符の販売と観光案内をしていて、レンタサイクル(1日500円)の取扱いもありました。
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- 陸中野田駅前
- 陸中野田駅にあります。塩ソフトを食べました。結構おいしかったです。ホームにも入ることが出来るので三陸鉄道の電車の写真も撮影できます。
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