高知県立月見山こどもの森
アスレチックに芝滑り……森のなかで思いきり遊べる自然公園
17種類の木製フィールドアスレチック「土佐めぐり」
高知市内から西へ車で約30分、小高い山にたどり着く。高知市内からも日帰りで遊びに行けるので、小学校の遠足でも人気のある場所だ。5分ほど先へ行けば、海水浴場「ヤ・シィパーク」もあり、森と海の両方を満喫できる。月見山への入り口は東西の2か所あり、西側は狭い山道となっているため、対向車とのすれ違いに注意。約20万平方メートルの敷地内は5つのテーマで分けられ、それぞれ「自然の森」「わんぱくの森」「花木の森」「つどいの森」「史跡の森」と名付けられている。子どもたちに人気があるのは、芝滑りを楽しめる「わんぱくの森」と、アスレチックを楽しめる「つどいの森」だ。なかでもアスレチックは高知にちなんだおもしろい名前の木製アスレチックが17種類。揺れる丸太を渡りながら偉人たちと握手をする「土佐の偉人と握手めぐり」、地面に落ちている木の魚を釣り竿で釣り上げる「土佐の一本釣り」、このほか「闘犬ひっぱり」「四万十川くだり」「よさこい踊り」など、興味をそそられる名前の遊具が並ぶ。アスレチックコースで遊ぶなら、第1駐車場が近くて便利だ。
土御門上皇が歌を詠んだ場所
1221年(承久3)の承久の乱によって敗れた後鳥羽上皇と順徳上皇はそれぞれ、北条義時によって隠岐と佐渡に流刑となった。このとき、土御門(つちみかど)上皇は罪を問われなかったものの自ら配流を希望して土佐へ。その旅路の途中、月を眺めて歌を詠んだ場所とされるのが「月見山」だ。ゆかりの地には石碑が立っている。また、四国一周のお遍路ができない人々のために、短期間でお遍路と同等の功徳が得られる「ミニ四国八十八か所」が各地に作られているが、この石碑周辺にもミニお遍路があり、順にまわることができる。
木の実クラフトや木工体験、グリーンアドベンチャーも
古くから地元で親しまれてきた月見山。その荒れた姿を嘆いた地元の人々が、1979年(昭和54)国際児童年を記念して「子どもの森」を造り上げた。アスレチックや史跡を訪ねる以外にも、野鳥の観察を楽しめるコース、40種類の樹木の名前を当てる「グリーンアドベンチャー」のコースなど、大人が楽しめるコースも多く、桜が満開の季節にはお花見、秋には遠足もできると、年間2万人以上の人が訪れる。第一駐車場の近くにある「子どもの森ハウス」では、木工教室や森林学習会など、さまざまな子ども向けのイベントも行われている。
スポット詳細
- 住所
- 高知県香南市香我美町岸本1269-7 地図
- エリア
- 香美・香南エリア
- 電話番号
- 0887551682
- 時間
- 8:30-17:15
- 休業日
- 12/29-1/3
- 駐車場
- あり(90台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 備考: 施設利用は無料、ただしものづくりは材料費をいただきます。
- 滞在目安時間
- 60-120分
- ペットの入店
- 可(リードは短く付け、離さないこと。糞の処理は、飼い主がおこなうこと)
情報提供: ナビタイムジャパン