ろくろ体験工房 遊器陶舎
信楽焼の体験工房で世界にひとつだけのオリジナル器づくりに挑戦
巨大なタヌキがお出迎え
車の場合は新名神高速道路信楽ICから約7分。電車を利用するなら、信楽高原鐵道の信楽駅から徒歩17分ほど。国道307号線を東へ向かって歩いていくと、左手に高さ5.4mもの巨大なタヌキ像が現れる。ろくろ体験工房「遊器陶舎」を併設する「マルタカ陶器」は、信楽焼の仕入れや販売を行う問屋。ショップには信楽を象徴するタヌキや、縁起物のフクロウの置物をはじめ、花器、ふだん使いの食器、店のオリジナル商品など、1万点以上ものバラエティ豊かな信楽焼が並ぶ。仕入れ先は信楽焼の窯元から作家までさまざまで、どれも卸価格で購入できる。ちなみに、信楽焼のタヌキには「八相縁起」といって頭にかぶる笠には災難から身を守る、腰にぶらさげた徳利は飲食に困らず徳をもつ、など8つの縁起が込められており、家の玄関や店先に飾ると運気が上がるといわれている。
ろくろ体験工房で器づくりにチャレンジ
2000年(平成12)にオープンした体験工房「遊器陶舎」は、木のぬくもりを感じるナチュラルな空間。音楽が流れるなかリラックスして陶芸体験を楽しめる。体験プランの基本コースは、「手びねり」と「電動ろくろ」の2種があり、いずれも予約がベターだが、当日でも受付可能。陶芸歴数十年のキャリアをもつ講師陣が楽しくわかりやすくレクチャーしてくれるので、初心者でも安心だ。体験のはじめに講師が隣の電気ろくろで器作りを実演しながら説明してくれるので、ポイントを頭に入れておこう。電気ろくろコースの所要時間は約1時間。地元信楽産の3kgの土を使いきるまで何点でも作ってOK。湯呑や茶碗、小鉢、平皿など思いのままに作陶を楽しめる。
作陶の間は心が「無」に
説明を受けたら、いよいよ自身で作陶開始。車を運転するような感覚で右側にあるペダルを踏み、回転速度を調節しながら電気ろくろを回していく。肘は膝の上、右手と左手の位置を固定しつつゆっくりと中心を押して穴をあけたり、手首の角度を変えて薄く伸ばしたり。焼成すると15%縮むので、それをふまえて大きさを整える。土に触れていると、大地のぬくもりが伝わってくるかのよう。目の前の土が、手の動きによって茶碗や小鉢、平皿へと七変化していくのが楽しく、いつしかBGMも耳に入らない無の境地に。形ができあがったあとは、講師が土から切り離し、1か月~1か月半かけて焼成や仕上げをしてくれるが、釉薬は、碧彩釉(青)、茜釉(茜)、白萩釉(白)、焼締釉(茶)、イブシ釉(黒)の5種から好みの色を選べる。体験料に含まれる焼成料は2点までだが、追加料金で焼成の数を増やすことも可能。配送か来店で作品を受け取れる日を楽しみに待とう。
スポット詳細
- 住所
- 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2344 地図
- エリア
- 信楽・甲賀エリア
- 電話番号
- 0748830570
- 時間
- 10:00-17:30(最終受付16:00)
- 休業日
- 木、年末年始
- 駐車場
- あり(15台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、Apple Pay、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- あり
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 60-120分
情報提供: ナビタイムジャパン