至誠庵
ふなずしをはじめとした琵琶湖の幸が味わえる石山寺門前の名店
石山寺の東大門からすぐ
京阪石山寺駅から瀬田川西岸沿いの道を南下し、徒歩12分ほど。軒上の木製看板に「湖舟」の文字を刻む建物が「至誠庵」。「湖舟」とは店内に併設する食事処の名称だ。石山寺の参拝後に立ち寄る場合は東大門から徒歩すぐ、門前に連なる土産物店の一角にある。至誠庵の創業は、1961年(昭和36)。地産地消と添加物不使用にこだわり、琵琶湖産のニゴロブナを使ったふなずしや、川えび、鮎、うなぎといった琵琶湖の魚介を使った佃煮など自家製の逸品を販売している。また、石山寺の門前付近に縄文時代のシジミの貝塚があったことにちなんでシジミに着目。シジミの生姜煮を販売するほか、イートインメニューとしてシジミを炊き上げた「志じみ釜飯」を提供している。
名物ふなずしを食べやすく
至誠庵の名物のひとつがふなずし。ふなずしとは、琵琶湖の固有種であるニゴロブナを塩漬けにしたあと、フナのお腹にご飯を詰めて乳酸発酵、熟成させたもの。独特のにおいばかりが話題になりがちだが、至誠庵のふなずしは、臭みがなく酸味もマイルドなので食べやすく、ふなずし初心者にもおすすめ。一本まるごとのもの、子持ちのもの、食べやすいように薄くスライスしたものがある。ふなずしを本漬けする際に使用した発酵米が乳酸菌やカルシウム、たんぱく質などを豊富に含むことから商品化した「ふなずしイイ(飯)」にも注目。唐揚げやとんかつの下ごしらえ、ドレッシングやマリネ液、納豆に加えるなど、塩こうじを使うような感覚で調味料としてさまざまな料理に活用できる。ほかに、ふなずしイイを粉末にしてクッキーやパイ、おかきに練り込んだふなずしスイーツもそろう。
名物「志じみ釜めし」とうなぎ料理
併設の食事処「湖舟」では、創業以来の「元祖 志じみ釜めし」が名物。釜飯は注文後に炊き上げるため15分程度待つことになるが、石山寺の参拝前に予約を入れておけば、店に着いたときにすぐ炊きたてを味わえる。炊きたての釜飯は、ふっくらとした近江米のご飯に滋味に富むシジミの出汁がしみ込み、うまみたっぷり。シジミ汁には希少な琵琶湖産セタシジミを使用している。また、釜飯と並び、20年ぶりに復活させたといううなぎ料理も評判。琵琶湖産の天然うなぎや、「うなぎ坂東太郎」をはじめとした国産ブランドうなぎのなかでも肉厚で食べごたえのあるうなぎを厳選し、うな重やうな丼に仕上げている。ほかに、ふなずしや、近江鴨のロースト、天然ビワマスお造りなどの一品料理や滋賀の地酒も。ご当地グルメをお土産にしたり、店内で味わったり、存分に楽しめる一軒だ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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