山菜料理 出羽屋
四季折々の山の恵みを楽しめる山菜料理の名店
四季折々の自然の食材を味わえる料理宿
霊峰・月山のふもとにある山形県西川町。山菜やきのこなど山がもたらす恵みが名産のこの場所にあるのが、「山菜料理 出羽屋」だ。全国的にも珍しい山菜料理の宿で、春はフキノトウやタラの芽などの山菜、夏は月山筍に加え鮎やいわななどの川魚、秋は松茸や舞茸などのきのこ類、冬はマガモやクマなどのジビエといった、この地の食文化に根付いた豊富な食材が提供される。食事だけの利用も可能で、季節の山菜料理コース(6600円〜)は3種類。また1日1組限定で、出羽屋の4代目がゲストの目の前で腕を振るう「シェフズテーブル」もある。どちらも要予約だ。昭和初期に建てられたクラシカルな館内には、全室畳敷きの客室をはじめ、月山自然水を使った浴場を完備している。情緒あふれる庭園を散策するのもおすすめ。
出羽三山の行者を迎える宿が出発点
創業95年を迎える出羽屋だが、もともと料理旅館として開業したわけではない。出羽三山の登山口でもある西川町間沢は、古くから出羽三山詣での人々の休憩地点として利用されていた。1928年(昭和3)に出羽三山へ向かう鉄道の終着駅として間沢駅が開業した際、創業者の佐藤彦太郎(さとうひこたろう)氏が行者のための宿として1929年(昭和4)に開いたのが始まり。当時は「山のもの」と呼ばれ、穀類の不足を補うための食材という位置づけでしかなかった山菜を料理として振る舞うようになったのは、2代目の佐藤邦治(さとうくにじ)氏だ。宿の閑散期に全国を巡って料理を学んでいたとき「地のものを地のひとが作ることが名物料理につながる」と気づき、地元民が飢えをしのぐために食べていた山菜をていねいに調理し、客に振る舞うことを始めたという。
出羽屋のそば処で名物の月山山菜そばを
「山菜料理 出羽屋」には予約不要のそば処も併設されている。そこでぜひとも味わいたいのが、西川町名物の「月山山菜そば」だ。旬の山菜やきのこがたっぷりと入った鉄鍋に、きりっと水で締めたそばをつけて食べるスタイルで、山菜やだしのうまみとそばの風味が混然一体となり口いっぱいに広がる。西川町では複数の店舗が「月山山菜そば」を提供しているが、つけ汁用の鉄鍋や器、また品質の統一が町内でなされているというから驚き。しかし使われる山菜の種類や小鉢の内容は各店によって異なり、それぞれの店舗の個性が出る。なかでも出羽屋は、日本で最初に「山菜料理」と「月山山菜そば」を確立した料理宿。元祖の味わいをじっくり楽しもう。
スポット詳細
- 住所
- 山形県西村山郡西川町間沢58 地図
- エリア
- 村山エリア
- 電話番号
- 0237742323
- 時間
-
[電話受付]9:00-20:00
[チェックイン]16:00
[チェックアウト]10:00
[朝食]7:00-8:30
[夕食]17:00-20:00
[そば処]11:30-14:00
[ランチ]11:30-14:00 - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- あり
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
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【昼】5,001-10,000円
【夜】10,000円以上 - 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 月山山菜そば
- 月山山菜そば大盛1420円と季節ご飯480円をいただきました。月山山菜そばは山菜とキノコがたっぷり入った鍋の汁を器にとり、そばをつけて食べるスタイルで美味しかったです。
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- まさかの熱々山菜そば! 山菜汁おかわり自由!
- まさかの熱々山菜そば!山菜汁おかわり自由!月山は山伏修行の地。山伏も熱々お蕎麦で修行したのかなぁ。。
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- 美味しい山菜料理
- 建物の右側に蕎麦1杯から注文できるそば処もあるのですが、いつもツーリング客で、一杯です。それよりは、正面から上がって、待たずに山菜コース料理を満喫しましょう。私達は、山菜そば付籠膳2300円をお願いしましたが、きのこなどの具だくさんで、まいうーでした。
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