鯨と海の科学館

博物館/科学館

マッコウクジラやダイオウイカの実物大模型は大迫力!

マッコウクジラやクロミンククジラの実物骨格標本に、潜水調査艇「しんかい6500」の展示、3Dシアターの映像や魚の標本などを通して、海やクジラの神秘に触れられる山田町立の自然科学博物館。

海に深く潜っていく感覚になれるスロープ状の館内。頭上に展示されているマッコウクジラの原寸大模型をいろいろな角度から観察できる} 海に深く潜っていく感覚になれるスロープ状の館内。頭上に展示されているマッコウクジラの原寸大模型をいろいろな角度から観察できる

クジラやマンボウと一緒に写真が撮れる

商業捕鯨禁止となる1987年(昭和62)まで捕鯨が行われていた山田町。鯨と海の科学館は、「クジラを通して、豊かな三陸の海と自然環境について知る」ことをテーマにした施設だ。入館してすぐのところにあるのが3Dシアター。3Dメガネをかけて観ると、マッコウクジラと一緒に泳いでいるかのような映像体験ができる。見学コースは館内を上から下へと続くスロープを下りながらクジラや海について学んでいけるようになっていて、まるで海中を散歩しているかのよう。次に目に飛び込んでくるのが、全長17.6mのマッコウクジラの実物大模型。マッコウクジラの骨格標本をモデルに再現した模型は、オス同士の闘争の傷跡やエサとなるイカの吸盤の跡など、細部にもこだわりが見えておもしろい。マンボウやリュウグウノツカイ、全長6.5mのダイオウイカの原寸大模型も飾られており、人気のフォトスポットになっている。

鯨と海の科学館の横には広い公園があり、見学のあとにこの公園で遊んで帰る家族連れも多い} 鯨と海の科学館の横には広い公園があり、見学のあとにこの公園で遊んで帰る家族連れも多い

間近で見ると大きさに圧倒される骨格標本

科学館最大の見どころは、巨大なマッコウクジラの実物骨格標本だ。隣に展示してあるクロミンククジラと比べると大きさがずいぶん違うことに驚くはず。1987年(昭和62)、釜石沖で実際に捕獲されたクジラで、3年間砂に埋めて微生物などの働きにより骨だけにしたという。そのため骨が1つも欠けることのないマッコウクジラの骨格標本ができあがった。東日本大震災で鯨と海の科学館が被害を受けたときにも奇跡的にこの標本だけは被害を免れたそうで、「館内のがれき撤去などには多くのボランティアが集まり、おかげで早く再開することができた」と館長が感謝の気持ちを話してくれた。近くには体長177cmのシーラカンスの魚拓と背比べができるコーナーも。その隣に身長93cmの座敷童がいるあたりは、さすが岩手。

写真左がマッコウクジラ、右がクロミンククジラ。同じクジラでも見比べてみると、歯がある・ないなどの違いがあることがわかる} 写真左がマッコウクジラ、右がクロミンククジラ。同じクジラでも見比べてみると、歯がある・ないなどの違いがあることがわかる

クジラを好きになる驚きの展示と体験がいっぱい

「マッコウクジラの上の歯はあるのに見えないのは、なぜ?」――正解は、クジラには胃袋が3つあり、エサを飲み込んで消化するため歯を使わないから。こんなクイズを解きながら館内をまわり、子どもが全問正解するとバッジをもらえるのでチャレンジしてみて! 約5000万年前にカバの仲間の哺乳類から始まった進化や謎めいた生態についての展示は、クジラに興味がなくてもついひき込まれてしまう内容。木の切り株のようなマッコウクジラの背骨にあたる腰椎骨(ようついこつ)や、意外と硬いクロミンククジラのヒゲに触れてみることで、しだいにクジラの魅力にハマっていく。実はマッコウクジラには歯があるが、ミンククジラは歯の代わりに歯茎が変化してヒゲができたというから驚きだ。

ほとんどの人が初めて見るだろうクジラの口の中。ミンククジラは歯がない代わりにブラシのような無数のヒゲがある} ほとんどの人が初めて見るだろうクジラの口の中。ミンククジラは歯がない代わりにブラシのような無数のヒゲがある

クジラの結石は上品な香りの高級香水!?

展示物のなかで注目したいのがマッコウクジラの腸内に発生する結石「龍涎香(りゅうぜんこう)」のレプリカ。その独特な香りから高級香水などに使用され、中国では漢方薬として処方されていた。日本には室町時代に伝来し、「龍涎香」が抹香(粉末のお香)に似た香りだったことから「抹香鯨(まっこうくじら)」と呼ばれるようになったという。海と人間の共存について学ぶエリアでは、山田町の漁業や商業捕鯨の歴史、実際に使われていた道具などを見ることができる。また、世界で最も深く潜れる日本の潜水調査艇「しんかい6500」の展示も。子どもたちに大人気の「タッチプール」では山田町の磯にいる生物に触れられるなど、見どころは尽きない。最後に出口ホールのラウンジで買い物を。オリジナルグッズなどが販売されているほか、100円で海藻しおり作り体験もできる。時期によりナイトミュージアムが開催されているので、イベントの情報は来館前に要チェック!

マッコウクジラの名前の由来にもなったクジラの結石「龍涎香」のレプリカ。巨大なクジラは結石もやはり大きい} マッコウクジラの名前の由来にもなったクジラの結石「龍涎香」のレプリカ。巨大なクジラは結石もやはり大きい

スポット詳細

住所
岩手県下閉伊郡山田町船越第7地割50-1 map map 地図
電話番号
0193843985
時間
9:00-17:00(最終受付16:30)
休業日
火(祝日に当たる場合は翌平日)、12/1-12/10、年末年始

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • 鯨と三陸の漁の歴史
    4.0 投稿日 : 2019.09.11
    山田町の過去の商業捕鯨時代の捕鯨の展示があります。また、それ鯨以外にも三陸の漁の展示があり楽しめます。南部もぐりの展示では、実際に重い装備を持つことができます。地味かもしれませんが、見どころはたっぷりです。
  • クジラの模型が迫力
    5.0 投稿日 : 2019.05.08
    クジラと海の暮らしを学ぶ施設。クジラの模型が迫力がある。この辺りの常ですが、復興工事の影響で行く度に行き方か変わるので、カーナビ使用は注意した方が良い。

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アクセス

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