山梨県笛吹川フルーツ公園

フルーツ公園のシンボルともなっているドームが並ぶ

甲府盆地を見渡すビュースポット

笛吹市と山梨市を結び、甲府盆地の北斜面に広がる果樹園の間をぬって走る「フルーツライン」。その中間地点にあるのが、山梨県笛吹川フルーツ公園だ。富士山を遠望する高台にあり、公園から見晴らす甲府盆地の景色は、新日本三大夜景のひとつに選ばれている。約32万㎡の敷地内には、6000本(約50種190品種)の果樹が植えられているほか、遊具やアスレチック施設が備えられ、一年を通して楽しめるテーマパークとして多くの訪問客を迎えている。

ブドウ、カリン、キウイなどさまざまな果樹が植えられている。観賞用なので触らないこと

季節の花と果物に彩られた公園

山梨市の都市公園として1995年(平成7)に開業、2020年(令和2)に開園25周年を祝った。園内に果樹農園が広がっているのが特徴のひとつで、実りの季節、花の季節と、四季折々の風景に触れられる。夜になるとライトアップされるドーム形の施設は、遊具を備えた「わんぱくドーム」、カフェで出されるフルーツパフェが人気の「くだもの広場」、展望・星屑レストラン「ガイア」と名産品ショップ「さんさんマルシェ」の入った「くだもの工房」の3つで構成。このほか、のんびりお湯に浸かりながら、見事な夜景と富士山の眺望を堪能できる「フルーツ温泉ぷくぷく」も人気を呼んでいる。

絵の具のパレットのように色とりどりの花が咲き誇る「花畑」

「さんさんマルシェ」のワインコーナーでは、山梨産一升瓶ワインを湯呑みで味わえる

イベント参加などでアクティブに楽しむ

山梨県笛吹川フルーツ公園での楽しみのひとつは、多彩なアクティビティ。たとえば「アクアアスレチック」には水上アスレチック施設や人工の滝・小川などがあり、水遊びを楽しむ子どもたちで賑わっている。また、さまざまなネット遊具が備えられた「わんぱくドーム」では、天候に左右されることなく、いつでも遊ぶことができる。「ウォーターガーデン」に放した川魚をつかみ取り＆炭火焼き、あるいはブドウの収穫＆ジュース作りといった体験型イベントも充実。予約制のものもあるので、公式サイトで情報をチェックしておきたい。

高低差のある広大な敷地内の移動には、おもちゃのSLを思わせるロードトレインを利用しても

遊具の上にブドウ棚があるのが山梨らしい「わんぱくドーム」