うなりざき公園
西表らしい海景色が広がる風通しの良い絶景スポット
島の女神が見守る岬
西表島北西端の宇那利崎(うなりざき)にあるうなりざき公園。かつてこの場所には地域の人々が祈りを捧げる御嶽(うたき)があり、航海の安全を見守る女神が祀られていたという。現在、御嶽のあった丘の上には遊歩道と2階建ての展望台が造られ、西表島有数の絶景スポットになっている。眼下の透き通る波の下にサンゴ礁が見え、目の前に外離島(そとぱなり)が浮かび、右奥にトゥドゥマリ浜から浦内川の河口まで見渡すことができる。そして、特筆すべきは水平線に太陽が沈む幻想的なトワイライトタイムだ。遊歩道を歩きながら、海岸でよく見られるソテツやテッポウユリなど南国の植物を観察するのも楽しい。
遊具のある広場は地元の人たちの憩いの場
公園内にはアスレチックジムなどの遊具やステージのある緑の広場があり、トイレも完備しているので休日には地元のファミリーも集う憩いの場になっている。売店や自動販売機はないが、ドライブ途中に立ち寄って休憩したり、スーパーなどで購入したお弁当を広げるのもいい。また、周囲には高い建物などがなく360度をぐるりと見渡せるので、夜は星空観察スポットとしても人気だ。西表島を含む竹富町は全域が星空保護区に認定されており、88ある星座のうちの84の星座を見ることができる。降り注ぐような満天の天の川や流れ星はもちろん、12-6月頃には南十字星を見られる日もある。晴れた日に夜空を見上げてみよう。
周辺には小さなビーチもある
うなりざき公園の展望台からの景色は、西表島の自然の成り立ちを物語る川と海のつながりがわかり、地層がむき出しになった海岸線も望めるため、ネイチャーツアーの観察コースに含まれることもある。また、周辺には小さな天然ビーチの入江やビーチがいくつかあり、公園に車を停めて散策することもできる。訪れる人も少なくプライベートビーチのようだが、遊泳は禁止なので注意しよう。うなりざきのある住吉エリアには星砂の浜や、民宿やリゾートホテル、ヴィラタイプの宿もあるので、島内をあまり移動せずにのんびりと滞在したい人におすすめだ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン