酒田ラーメン
自家製麺率日本一! ノスタルジックでほっとする味
各店舗の個性を楽しむ麺とスープ
「酒田のラーメン」の基本は、港町ならではのトビウオやカツオブシ、昆布などの海鮮ダシを豊富に使い、豚骨や鶏ガラ、野菜などを加えて作られたスープと、自家製麺率8割ともいわれ日々研究が重ねられているこだわりの麺だ。醤油ベースの昔ながらのラーメンを基本としつつ、各店舗ではさまざまなメニューが提供されており、ワンタン入りやつけ麺など、ひと括りにできないほどバラエティ豊か。滞在中に何軒か食べ歩き、お気に入りを探すのもおすすめだ。一般的な麺の量は100-160gといわれているが、酒田のラーメンは一杯あたり200-220gが主流。
大正末期の中華そば屋台がルーツ
酒田のラーメンの歴史は、大正末期にさかのぼる。日本にラーメンが入ってきたのは明治頃とされているが、酒田のラーメンの歴史は1926年(大正15)頃、中国人が中華そば屋として開いた店が始まりといわれている。その後、昭和にかけて市内に中華そば屋や中華料理店が増えていき、「大来軒(たいらいけん)」や、そこから派生した「三日月軒(みかづきけん)」、今はなき「港月食堂(こうげつしょくどう)」の系譜の「満月(まんげつ)」など、いくつかの系統が派生したとのこと。現在酒田市内にあるラーメン店には「月」の文字を持つ店舗が多くあるが、それは「三日月軒」の流れを汲んでいるからともいわれている。
お土産にも最適な「酒田のラーメン」
酒田のラーメン店主たちのラーメンにかける情熱には目を見張るものがある。とりわけ、ラーメン店の有志によって結成された「酒田のラーメンを考える会」は、ラーメンマップの作成やスタンプラリーの実施など、酒田のラーメンの推進を積極的に行っている。また、「酒田のラーメンを考える会」と「酒田市麺類食堂組合」が監修したその名も「酒田のラーメン」は、トビウオダシの効いたさっぱり醤油味のスープともちもちの麺を自宅で食べられるとあって人気のお土産品だ。酒田の味を家でも楽しむのはいかが。
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情報提供: ナビタイムジャパン