別府八湯

温泉/温泉浴場

別府の8つの温泉地で湯巡りを楽しむ

別府八湯とは、別府に古くからある別府温泉や鉄輪温泉をはじめ8つの温泉地の総称。別府市内に点在する各温泉地はそれぞれ泉質はもちろん風情も異なり、日本を代表する温泉地ならではの湯巡りが満喫できる。

趣のある共同温泉の入り口} 趣のある共同温泉の入り口

日本一の湯量を誇る別府ならではの温泉郷

豊富な源泉や多彩な泉質で知られる別府温泉は、8つの温泉地で構成されている。「別府八湯」と呼ばれている温泉地とは、別府温泉をはじめ鉄輪(かんなわ)温泉、浜脇温泉、観海寺(かんかいじ)温泉、堀田(ほりた)温泉、明礬(みょうばん)温泉、柴石(しばせき)温泉、亀川(かめがわ)温泉である。同じ別府市内にありながら、それぞれの温泉地の泉質も景色も歴史も異なっていて、さすが「おんせん県」と呼ばれるように多彩な趣を見せる。湯治場として8世紀初頭までさかのぼる歴史を刻んできた温泉場もあれば、小規模で地元で愛されるひなびた温泉街も。入浴形態も、公衆浴場から温泉旅館、混浴や砂湯まで、さまざまなスタイルがあるので、別府を訪れたなら、同じ市内でさまざまな温泉に浸かりながら湯巡りを楽しもう。

ひょうたん温泉は100%源泉かけ流しで人気} ひょうたん温泉は100%源泉かけ流しで人気

「別府十湯」から「別府八湯」になるまで

別府八湯を構成する8つの温泉地は、もともと独立した温泉場として栄えてきた。明治時代に入ると、交通網の発達にともなって大分県内の温泉場の開発が本格化する。大正時代には現在の別府八湯の温泉地に加えて、別府から離れた由布院温泉と塚原温泉を含める「別府十湯」とされた。やがて、1924年(大正13)に町村合併等を経て別府市は人口3万6276人で市制施行。由布院にある2か所の温泉地を除いた現在の8つの温泉地の名称が「別府八湯」として定着した。100年の歴史を経て、「別府八湯」の名称は広く親しまれており、別府市内の個性豊かな各温泉地をイメージさせる呼び名となっている。現在、「別府八湯温泉道」として『入湯修行』と名づけられたスタンプラリーも行われている。

鉄輪温泉の地獄蒸しは名物料理のひとつ} 鉄輪温泉の地獄蒸しは名物料理のひとつ

共同温泉には長い歴史をもつ施設も多い} 共同温泉には長い歴史をもつ施設も多い

88湯をクリアして「温泉道名人」を目指そう

別府市内の約150湯が参加した大規模なスタンプラリー「別府八湯温泉道」。参画施設のうち、88湯のクリアを目指す温泉巡りだ。温泉道の流れは、まず「スパポート」とネーミングされたスタンプ帳またはスマホアプリ「温泉ハンター」を使って、入浴後に入湯記念印を押していく。スタンプラリーは段位制度になっていて、8つのスタンプが集まれば初段認定。その後も8湯ごとに段位が上がっていく。段位認定を申請すれば、認定タオルと認定状がもらえるというシステムだ。88か所を集めると「温泉道名人」の称号が与えられる。ひょうたん温泉の休憩所にある「温泉殿堂」には、名人に上り詰めた温泉の猛者たちの肖像写真が永年展示されている。スタンプラリーを通じて、地元の人たちと触れ合ったり、別府や別府温泉の歴史や文化を学べたり、旅の思い出をより豊かなものにしてくれるだろう。

温泉のほか砂湯を楽しめる温泉地もある} 温泉のほか砂湯を楽しめる温泉地もある

湯上がりはロビーでゆったり体を休めよう

毎年温泉感謝の日である4月1日に開催される「別府八湯温泉まつり」。4月第1週の週末を中心に、別府市内はさまざまなイベントで賑わう。別府八湯の豊かな温泉の恵みに感謝するお祭りとして、全市をあげて盛大に開催されるようになった。明治時代の「温泉市大売出し」と大正時代に創建された温泉神社の神事が合体。「豊年祭り」から「温泉祭り」を経て、現在の「別府八湯温泉まつり」となったのは2001年(平成13)のことだ。イベントのなかには神事も含まれていて、温泉感謝や疫病退散を祈願する別府八湯献湯祭をはじめ、大平山で行われる「扇山火まつり」は、別府の夜空に炎が燃え上がる。祭りの期間中は温泉神社の神輿も出るなど、日本一を誇る別府温泉ならではの感謝祭となっている。

レトロな雰囲気の漂うロビー} レトロな雰囲気の漂うロビー

スポット詳細

住所
大分県別府市 map map 地図
エリア
別府エリア
電話番号
0977242828

情報提供: ナビタイムジャパン

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