天草パールガーデン&海中水族館シードーナツ
西日本で唯一の海に浮かぶ水族館でイルカと触れ合おう
「トレーナー体験」などのプログラムでイルカに触れたりエサやりをしたりできる
日本に2つしかない海に浮かぶ水族館
熊本県南西部の海に浮かぶ大小130余の島々からなる天草諸島。真珠の養殖で知られるこの地の主要な島は、本土と天草五橋でつながっている。5つある橋のうち、本土から向かって4番目の四号橋を渡ると前島がある。島の北端の海上に浮かぶドーナツ型の船が、40年以上の歴史をもつ海中水族館シードーナツだ。館内には多くの水槽があり、近海の生き物や熱帯魚、世界の巨大な淡水魚、カラフルなサンゴ礁などが迎えてくれる。ほかにも、1980年代にCMで人気となったウーパールーパーなどのユニークな生き物もおり、バリエーション豊富で飽きることなく楽しめる。また、建物の所どころに小窓が設けられており、海で泳ぐ生き物たちを間近に観察できる。
アニメ映画で人気になったカクレクマノミやナンヨウハギなどの魚に出合える
魚にエサをあげたり海洋生物に触れたりできる
水族館のチケット売り場は、真珠販売店や飲食店の集まる「天草パールガーデン」にある。ここでチケットを購入し、「イルちゃん号」と呼ばれるピンクのかわいらしい送迎バスで桟橋の手前まで移動。そこから桟橋を歩いて渡れば、いよいよ水族館だ。水族館では現在、約200種2000匹の海洋生物が展示されているほか、エサやり体験が行われている。ドーナツ型の船の中心には数百匹のマダイが泳いでおり、1カップ100円のエサを購入してデッキからあげることができる。エサに向かって激しい勢いで寄ってくるマダイに少々驚かされるが、子どもも楽しめると人気が高い。また、入り口の近くにいるウミガメにも、土・日曜、祝日の13時半から限定でエサやり体験ができる(参加費500円)。そのほか、タッチングプールではヒトデやナマコ、ウニといった海の生き物に触ることができる。
名前のとおり、水族館の真ん中はドーナツのように空いていて、そこに数百匹のマダイが泳いでいる
イルカと触れ合える体験プログラムがたくさんある
この水族館の目玉はなんといってもイルカ。陽ちゃん、優君、晴ちゃん、碧ちゃんなどの個性豊かなイルカたちがおり、体験プログラムが豊富だ。いちばん人気の「ふれあいタイム」では、水槽内のイルカに触れることができる。ツルツルした頭や胸ビレを大人しくなでさせてくれるイルカがとてもかわいい。また「トレーナー体験」では、イルカに指示を出し、エサやりができる。そのほか、土・日曜、祝日限定でイルカとハイタッチをできるプログラムや、月末の土・日曜限定でスタッフと一緒に1日飼育員を体験できるプログラム、すぐ近くのビーチの浅瀬に入ってイルカに触れられるプログラム(冬季は休み)もあり、イルカ好きにはたまらない。
車で熊本市内から約90分、天草五橋の一号橋からは約20分の場所にある
天草の海をクルージング
水族館やイルカとの触れ合い体験以外にも、見逃せないのが「遊覧船パールライン巡り」だ。水族館から出航し、天草五橋の4つの橋を巡る40分程度のクルージングで、一帯の海は一年を通して穏やかなので船酔いの心配も少ない。日本三大松島のひとつ「天草松島」と呼ばれる島々の緑と、空と海の青が織りなすダイナミックな景観を眺められ、爽快な気分になれる。船内には座敷席も用意されており、くつろいで楽しめる。
スポット詳細
- 住所
- 熊本県上天草市松島町合津6225-8
- エリア
- 天草エリア
- 電話番号
- 0969561155
情報提供: ナビタイムジャパン