尾道ロケ地めぐり
スクリーンに映し出されたあの場所で映画の主人公になろう
尾道出身大林宣彦監督のロケ地を歩こう
風光明媚な景色が多くの映画、TVドラマ、CMに登場してきた町、尾道。なかでも地元出身の大林宣彦監督によって撮影された『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』は尾道三部作、『ふたり』『あした』『あの、夏の日-とんでろじいちゃん』は新尾道三部作と呼ばれ、第1作『転校生』公開から約40年経った今でも、ロケ地を巡る観光客が訪れている。坂道や石段など歩いてまわる場所がほとんどなので、履き慣れた靴で出かけよう。
簡単にはたどり着けない? 迷子になりながらロケ地を探そう
尾道に着いたら、まず観光案内所でロケ地マップを手に入れよう。しかしこの地図、決してわかりやすいものではない。これは大林監督曰く「迷子になってもらうために作られた地図」だからだ。他者から与えられた行き方ではなく、自分の好奇心のおもむくままに探しながら迷いながら歩き、いろいろな人や物、景色と出合ってほしい、そうすることでその旅を格別な思い出として心に刻んでほしいという、監督の願いが込められているのだろう。また作品では近くの場所として描かれていても、実際には離れた場所だったということもあり、そういう発見もおもしろい。
尾道全体が大林ワールド。さあ、迷い込んでみよう!
作品別に「ここはぜひ」というスポットをいくつか紹介したい。たとえば『転校生』の陸橋、『時をかける少女』の艮神社、『さびしんぼう』の西願寺などは、それぞれの作品のなかでも特に印象的なシーンで登場している。また『ふたり』の吉田邸は、主人公の姉が亡くなった場所として描かれ、今でもお花やお菓子といったお供えが置かれている。しかし、どこの場所にも記念碑や案内板はない。映画が撮影された当時のままの風景だからこそ、作品に入り込んでいったかのような気分が味わえるのかもしれない。大林監督は2020年(令和2)逝去したが、監督の尾道に対する愛情は作品のなかにたっぷりと込められていて、今も観る人の心をひきつけてやまない。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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